EXECUTIVE BLOG
EXECUTIVE BLOG
2021.6.4
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 感動の話から なかなか卒業式での感動話に
進まず あちこちに逸れてしまっています。
ぽっぽやで感動した話や オランダのハンス少年の話など
感動する話は多くあり その度に涙流してしまっています。
居酒屋で 美味しい料理をサービスで出された時も 感動して
涙してしまいました
ドンだけ涙腺が弱いのかと思ってしまいますね、
で 感動と言えばという事で
お伝えしたい事がありました。
それは 六大学野球早慶戦の始球式でのドラマです。
因みに 世間では 早慶戦と呼ばれていますが
慶応では これを 慶早戦と呼んでいて 誰一人 早慶戦とは言わないのですよ。
私が 慶応に入学したのも この慶早戦で応援したいと言う気持ちがあったのが
理由の一つです。
単なる大学野球ですが 慶早戦ともなりますと 神宮球場が5万人近くの観客で埋まります。
大学もこの試合の時は休みとなりますので 殆どの学生（慶応では塾生と呼びます）が
応援に駆け付けます。
新入生の時に この応援に参加することで 愛塾精神を持つことになり 仲間と強い絆が
出来あがるのです。
卒業後も 三田会と言うOB会が世界中にありどこに行ってもOB会に行けばすぐに
仲良くなりビジネスから趣味まで情報交換が出来る仕組みが出来あがっているのです
この 慶応義塾で 長期療養児にスポーツの喜びを与えると言う活動の一環で
野球部に一人の少年が入部したのです。
彼の名前は 石岡直歩（いしおかなおむ）」くん（８歳）です。
直歩君がチームの一員として慶応義塾大学野球部に入団したのです。
直歩くんは数年前に病気「ペルテス病」を発症し、股関節に負荷をかけないための補装具をつけた治療生活を送っています。
直歩くんは体を動かすことが大好きな少年ですが、
お父さんによりますと
「友達が遊んでいる輪に入れず、体育の授業は窓や昇降口から見ていることしかできない。外を出歩くことを嫌がり、引っ込み思案になっていった」
そうです。体育の授業はいつも教室の窓から眺めるだけだったようです。
同世代と同じように動いたりすることが難しいため、
慶應義塾野球部への入団を通じて野球という初めてのスポーツに挑戦すること、
また野球を通じてチームの一員として選手と共に多様な経験を積む事になったのです。
慶応義塾野球部も彼のことを理解した上で受け入れ 部員全員で彼を
応援して一緒に練習をするのです。
石岡君も必死で努力して練習で積み上げて行ったのです。
そして 今年の春の 慶早戦での 始球式に 彼が呼ばれて
マウンドから 投げることになったのです。
球場の観客は 皆補助具を付けて登場する少年に驚きました
しかし 石岡君はひるむ事なく マウンドに向かい
始球式に臨んだのです
そして 早稲田の選手に向けて投げた一投は
見事ストライクで捕手のミットに力強く投げ込まれたのです
当日 生放送していたNHKのアナウンサーも「見事な投球です」
と感動のあまり絶叫していました。
彼の姿を見て
出来ない事があると すぐに何か言い訳を見つけて 出来ない理由を付けたがるのですが
まだまだ 努力が足りない自分が恥ずかしくなりました。
そして石岡君のおかげで
東京六大学野球で見事 慶応義塾大学野球部は早稲田を破り優勝する事が出来たのです。
石岡君ありがとう。
彼を受け入れて育ててくれた 母校慶應義塾大学野球部の関係の皆様にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。
この感動のシーンは
こちらからご覧ください、、。
https://www.youtube.com/watch?v=bVVHoI6AiGQ
石岡君の笑顔が素敵ですよね＾＾
よく頑張ったと声をかけたいです。
そして
明日も 感動の話に続くのか？？
