EXECUTIVE BLOG
2021.10.6
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは それまでは常識だったものが
時代の変化とともに 非常識なものになってしまう事があると言う
話でした。
馬車が当たり前の時代に 自動車が出現したら 馬車は当たり前でなくなりますし、
一家に一台電話があった時代からすると 今ではほとんどの方が携帯電話を
持っていて 自宅に電話をひいていない方も多いですよね
私が IT初期の頃 ある商工会議所での勉強会で
「近いうちに 電話を見ながら歩く人の姿を見かけますよ
電話をかざすだけで 電車に乗れたり 自販機で商品が買えますよ」
と言う内容の話をしたところ
参加していた経営者から 笑われ
「電話見て喜ぶ 馬鹿がどこにいるんだ??
電話かざして商品が買えるって? どこから百円が出て来るんだ??」
と本気で怒られました。
手品と勘違いでもしてるのかと思ってしまいますね。
今 この話を聞くと なんと馬鹿な人が居たんだと思うでしょうが
そう言うツールが無い時代の人に まだ見た事もない話をしても
信じてもらえないのです。
それは頭の中にある常識が邪魔をしてしまうからなのでしょう。
先日このブログで書いた 個人情報をオープンにしないまま プレゼントの
やり取りができる話をしたときに
プレゼント貰えるなら住所ぐらい教えてやると 言われたのですが
今では 個人情報保護法もあり 簡単に他人には個人情報を与えない時代になっているのですが
新しい仕組みは実際自分の目で確かめない限り理解できないのです。
それで 昨日の話の続きになりますが、
倉庫会社は 商品を保管することを生業としている業種です。
ですから 何も考えずに お客様の商品で倉庫が一杯になっていることが
会社にとっては有難い事で それが当たり前と思っていました。
しかし
NPSの指導員から 「適正在庫の 適は かたきの敵と書くんだ!」
と一喝された時
これからの時代は 在庫せずに商品を流通する時代が求められるのだと私は
ハッと気が付いたのです。
我々にとっては大量の在庫は有難いですが
メーカーにとっては それは在庫ではなく罪庫なんです。
ここで 常識的には
これは やばい このままだと 在庫を減らされてしまう
そうなると 倉庫が空いて 売り上げも下がってしまう
ここは なんとかそうならないようにしなければ
と
考えがちですが
いつも何度も書いているように
絶対に時代の流れには逆らえないのです。
徳川幕府も必死に徳川家を守ろうと 300年近く体制を築いていたものを
黒船が来て 明治維新が始まり
時代の流れに逆らえずに
あっという間に瓦解してしまったのです。
では 守れないならどうするのか???
諦めて
廃業するしかないのか???
何とか
知恵を絞れないものか??
それで
どうすれば 良いのか???
については、、、
明日に
続く、、、。