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社長&顧問ブログ

2022.1.29

グラッパ

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

あるイタリアンレストランの出来事の話でした。

 

たらふく飲んで たらふく食べて

さあ 終わりと言うときに

テーブルの上に ズラッとお酒が出てきた時には面食らいましたし

また そのお酒を口にした時に更に驚く事になったのです。

 

今まで 呑んだことが無いほど濃いお酒だったからです

 

後に知ることになるのですが

この お酒が グラッパと言う種類お酒だったのです。

 

今まで 普通のイタリアンレストランしか行った事がなかったので

一番最後に グラッパを飲むのだという事など全く知る由もなかったので

もう 終わったと安心した時に このお酒が出てきたことは本当に

当時驚きでした。

 

一体この グラッパは 何なのかと 後日その方に聞いた所

なんの事はなく 単なる食後酒なんだそうです

 

しかし 何故 食後にこんなに強い酒をだすのか聞いた所

消化を助ける為との事だったのですが

イタリア人はこんな強い酒をいつも飲んでいるのかと思ってしまいます。

 

一体このグラッパと言う酒は どういうお酒なのかと言いますと

グラッパはワインやブランデーと同じく、

ブドウを原料とするイタリアのお酒なのです。

ただし、実際に使うのはブドウの果実でも果汁でもなく、

ワインを造ったあとに出る搾りかすなんだそうです。

 

「なぜ、わざわざそんなものを使って?」

と不思議に思ったのですが。

 

かつてワインが高級品で、庶民の口に入るようなものではなかった時代に、

イタリアのブドウ農家の人たちが、

それまで畑の肥料にしていた搾りかすを使って、

見よう見まねで造ったのが始まりと言われているようです。

 

同じブドウを原料とするお酒でも、ワインは醸造酒で

グラッパやブランデーは蒸溜酒に分けられます。

蒸溜によってアルコール分だけが抽出されるために

蒸溜酒は醸造酒よりもアルコール度数が高くなるのですね。

それでグラッパのアルコール度数は大体30~60度なのですが、

幅があるのは、原料になる搾りかすが、

赤ワインのものか、白ワインのものかで大きく差が出てくるそうで、

私が頂いた時のグラッパは多分最高の60度はあったのではと思います。

 

グラッパはこのようにイタリアで誕生し、

やがてヨーロッパ各地に広がるのですが生産国によって呼び名が異なるのです。

 

これは、EUがイタリア以外の国に

「グラッパ」という名前を使わないように規制しているためだそうです。

そのため、ドイツ産は「トレスターブランド」、

スペイン産は「オルホ」、

フランス産は「マール」・・・と、呼び方は多種多様あるようなので、

それぞれを飲み比べてみたいと思っていますが

 

その時は 食事の時のアルコールは少し控えめにしたほうがよいと思います。

 

その時 聞いた話では 本格的なイタリア料理店で グラッパは何があるの??

と聞いて 沢山の種類のグラッパが出て来る店は本物で

グラッパは これしかないと一品しか出せない店は大したことはないんだよ

とも言われましたが それが 本当かどうかは分かりません。

 

が それ以来 イタリアンで食事をした時は 〆にグラッパを頼むようにしているのです。

 

という事で 話は ソムリエの話に戻らなければなりませんが

 

またまたここで

ある疑問が

 

ソムリエと言う資格は 世界共通なのかとふと思ってしまいました

日本でソムリエになれば イタリアやフランスでもソムリエと名のれるのか????

 

それは??????????

 

明日に続く、、、、、。

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