
EXECUTIVE BLOG
2023.11.27
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 大学の応援団の話から 何故か東大には校歌がないと言う話になっていました。
東大には校歌はありませんが 先に書いたように応援歌をもって代用しています。
その中でも有名なのが 「ただ一つ」 という応援歌です。
それとは別に 旧制第一高等学校の寮歌でもある
「ああ玉杯に花うけて」 という歌も 東大生及びOBは良く歌っているのを
聞くと思います。
実際東京六大学野球においても神宮球場にて 東京大学は
応援歌としてこの歌を唄っています。
https://youtu.be/Y47ZCLnV6p0?si=ZPei7-7lsR0f315J
ここで ある疑問が浮かぶかもしれませんね
何故高校の寮歌を東京大学の学生OBは歌うのか??? です
先の甲子園で 優勝した慶應義塾であれば 小学校から大学まで同じ塾歌を唄います
https://youtu.be/jHLveMdkohQ?si=S97c-oZgNcvLR7-H
これは 私立大学で 幼稚舎である小学校から大学まで一貫していますので
それは当然かと思いますが
東京大学は私立ではありません。
それなのに 第一高等学校の寮歌を大学の応援歌として使っているの?? と
思ってしまうのではないでしょうか?
この第一高等学校は 福岡の方ならご存知で バスケットボール強豪校の
福岡第一高等学校ではありません、、、、。
では 何故か??? ですか
この第一高等学校は 旧制高校である 第一高等学校の事を指します
戦前まで ナンバースクールと言われる 第一高等学校から第八高等学校まで
存在していました。
現在ではそれらの高校の事を 旧制高校と呼んでいます。
そして
旧制一高は、1886年(明治19年)に、
日本の近代国家建設のため必要な人材の育成を目的として
第一高等中学校として創設され、次に校名が第一高等学校に改称されたのです。
1894年(明治27年)以降、一高の修学期間は3年となり、
帝国大学の予科と位置づけられたのです。
一高の卒業生の多くは東京帝国大学へ進学し、戦後、GHQの指導による学制改革に伴って1950年に廃止されるまで、全国から集まった優秀な学生と一流の教授陣により、
政界、官界、財界、学界などあらゆる分野でエリートとして活躍する有為な人材を世に送り出したのです。
東京帝国大学は、1886年(明治19年)に公布された帝国大学令によって設立された最上位の国立高等教育機関および研究機関として設置され、当時は帝国大学と呼んでいました。
1897年(明治30年)6月 京都帝国大学の設置に伴い
「東京帝国大学」と改称されてて現在の東京大学へと遷移していく事になるのです。
分かりやすく言えば 旧制高校は大学の教養学部みたいなことなので
東京大学が 旧制第一高等学校の寮歌を唄うのは納得がいきますね、
とは言え
旧制高校や 旧帝国大学と言われてもピンとは来ないと思います
一番から八番まであったなら それは今の大学のどこにあたるのか????
は
明日に続く、、、。