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社長&顧問ブログ

2024.5.6

祈祷寺

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 長崎にある崇福寺の話しでした。

崇福寺の中になる 関帝の木像が ネズミによってかじられているのを

幾ら 和尚が修復しても その傷が治らないと言う伝えがあるのは面白いと思います。

しかし

今 これを修復したらきっと綺麗に直るのでしょうが

そんな無粋の事はしないと思います。

 

この様な話は探せば 日本中いくらでもあるでしょうし

世界では マリア様の銅像から涙が出ると言う話もどこかで聞いた気がします。

これは また後程のネタに回すとして

 

一旦 清水寺の話に、、、、

 

長崎の清水寺は 檀家さんが居ない 祈願寺と言う事でした

 

日本にあるお寺の殆どは 昔からの制度上 檀家さんのお布施や葬儀代で成り立っていました。

住民は どこかのお寺の檀家にならない限り生活が出来ない仕組みを江戸幕府は作り上げていたのです。

今では どの地域に行っても市役所や町役場がありますが 江戸時代はそれに代わる組織として お寺があったのです。

 

私たちが「お世話になっているお寺はどこ?」と聞いて思い浮かべるとしたら、

先祖代々のお墓を管理してくれているお寺と言う事になりますね、

お墓を管理してくれて、葬儀や法事のときにはお経をあげてくれるお寺のことを

「菩提寺」といいます。

そして、菩提寺のお世話になっている家を「檀家」と言うのです。

全てのお寺が檀家を持っているかというと、決してそうではなく、

檀家を持たないお寺も存在しているのですね。

 

檀家を持つお寺と持たないお寺の違いは、祈りを捧げる対象の違いにあります。

単純に表現すれば、檀家を持つお寺は、どちらかといえばあの世のほうを向いていて

檀家を持たないお寺は、この世に生きる人のためにあると思えば良いのです。

 

檀家を持つお寺は、墓地を運営することや法事を営むことで収入を得ています。

檀家から、お布施やお墓の年間使用料を受けることで財政が成り立っているのです。

檀家を持つお寺は、死者を供養することを主とするお寺であることから、

「読経などを行い死者の冥福を祈る」という意味の「回向」を使い、

「回向寺」と呼ばれているのです。

回向寺は、あの世を説き、檀家の先祖の霊と遺骨を守ることが一番の役割とされ、

よって、どちらかといえばあの世のほうを向いているお寺だということなのです。

回向寺が死者のために供養を行ってくれることで、私たちは慰められるのです。

「大切な家族だった人を、丁寧に供養してくれている」ということが、

回向寺の価値だと考えれば良いのだとおもいます。

 

一方で、檀家を持たないお寺は、墓地も持ってなく、葬儀や法事を営むこともありません。それではどうやって収入を得るのかといえば、拝観料や祈祷料などを財源にしています。歴史的に価値の高い有名寺院であれば、たくさんの観光客がやってくるため、

拝観料ととったり、お札やお守りを販売したり、「商売繁盛」「恋愛成就」「交通安全」といった現世利益をうたい、祈祷を行って収入を得ています。

このことから、檀家を持たないお寺は「祈祷寺」と呼ばれているのです。

祈祷寺は、この世に生きる私たちの現世利益を祈るお寺と考えれられます。

 

長崎にある清水寺は 祈祷寺と言う事になります。

 

それで 話は戻りますが

高島秋帆の墓がある長崎大恩時は 回向寺と言う事になるのです。

 

この高島秋帆の名前から付いた東京の場所が 高島平ですが

その昔 は徳丸ヶ原と言う地名でした。

 

それが 何故 高島平になったのか??? は 先に書いたフェートン号事件に

起因します。

 

それが 何故????

 

の話は

 

明日へ続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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