EXECUTIVE BLOG
2019.7.11
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
昨日からの続きです
トラックとトレーラーの違いは分かったかと思います。
それに その車からの荷物の降ろし作業も全く違うです。
トレーラーのコンテナから手降ろしするのには 物凄い労力がかかるのですね
ここから今日の本題です。
ある真夏の暑い日の出来事です。
その日も朝から ギンギンに太陽が照ってる真夏日でした。
海外からの 缶詰を満タンに積んだコンテナが到着するということで
当時 大学でサッカー部に所属している学生を アルバイトとして呼んでいました。
通常一台のコンテナを私一人で降ろしていたので
2台で6人を配置していれば 若者だし 運動部の連中ですから分けなく作業は
終了すると考えていました。
彼らに作業を指示して 私は 他の荷下ろしの作業を行おうとしていた
その時 まだ 作業始まって5分も経たない時に
そのバイト生たちが血相を変えてやってきたのです、
どうしたのか聞いてみると
「この作業シャレになりません!」
と 言って 作業を放棄して逃げ出していったのです。
彼らは 作業を始めて数分で コンテナの中の熱波と 缶詰と言う重量物
さらに 高いところから降ろすときは以上に腰に負担がかかることが分かったのですね
これでは 自分たちは殺されてしまうと思ったのでしょう
それで
「シャレになりません」 との捨て台詞を吐いて 帰ってしまったのです。
さあ されからが大変です。
もちろんコンテナの運転手は手伝えません クーラーの効く運転席でのんびり
作業が終わるのを待っているのです。
早く作業を終えて コンテナを返さなければなりません。
しかし 降ろし手が居ないのです。
ここは お分かりのように
私しか残されていません。
一台のコンテナから 缶詰を降ろすだけで 腕や指先が麻痺するくらい筋肉疲労をおこします、 それが 2台
さらに 真夏の高温注意報が出ている時間帯です。
私は逃げ出すことはできません
気合でできるものではないですが
気合を入れて作業するしかないのです。
一つづつ延々と 荷下ろし作業を続け
一台目を降ろし 2台目になることには もう腕は馬鹿になってしまっていますが
感覚のない 腕と指先と強靭な腰で 荷物を引き出し受け止めながら
何とか4時間ほどで 荷物を降ろし終えました。
その日の夕食は箸も持てずに 本当に口から皿に向けていかなければならない状況でした。
こういうことを何度か繰り返すうちに
強靭な体力を身につけて行くことになるのです。
今 健康な体でいられるのかこれらの作業の賜物と感謝しています。
今回のコンテナ編は これにて完結です。