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社長&顧問ブログ

2026.8.7

大勢で担ぐ

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日は、神輿とは神様がお乗りになる乗り物であり、

お祭りの日には神様が地域を巡り、

人々の暮らしを見守ってくださるという話でした。

 

神輿は、神様が私たちのもとへ来てくださるという、

日本人の温かな信仰の象徴でもありました。

 

今日は、

その神輿を担ぐ人々の話に進みます、、、。

 

お祭りの日、神輿の周りにはたくさんの人が集まります。

「わっしょい!」「わっしょい!」

という威勢の良い掛け声が響き渡り、

大勢の担ぎ手が肩を寄せ合いながら神輿を前へ進めます。

 

「どうして、こんなに大勢で担ぐのだろう。」と

思った事がありました。

 

神輿は、一人では担げません。

どれほど力の強い人でも、一人では動かすことはできないのです。

だからこそ、

何十人、時には何百人もの人が肩を並べ、一つの神輿を支えます。

 

肩が痛くなった人がいれば、誰かが代わります。

疲れた人がいれば、周りが支えます。

歩幅が合わなければ、神輿は揺れ、大きく傾いてしまいます。

だから皆が互いを思いやり、呼吸を合わせ、一歩ずつ進んでいくのです。

 

私は、この姿こそ、

日本人が大切にしてきた「和の心」そのものだと思います。

 

人生にも、一人では担げないものがあります。

病気になった時。仕事で苦しい時。誰にも言えない不安を抱えた時。

 

そんな時、「一人で頑張らなければ」と思い込んでしまうことがあります。

 

けれども、人は本来、一人で生きるようにはできていません。

友人がいます。職場の仲間がいます。地域の人々がいます。

そして、見えないところで支えてくださる多くの方々がおられます。

 

だから人生という神輿も、一人で担ぐ必要はないのです。

 

困った時には、「助けてください」と言っていい。

苦しい時には、「少し肩を貸してください」と頼っていい。

それは弱さではありません。

 

神輿を担ぐ人たちは、誰かが肩を代わることを恥ずかしいとは思いません。

むしろ、それが当たり前なのです。

大切なのは、一人で最後まで担ぎ続けることではありません。

 

神輿を、皆で最後まで運び切ることです。

 

人生も同じではないでしょうか。

 

一人が頑張る社会より、

皆で支え合う社会のほうが、ずっと温かい。

一人だけが幸せになる人生より、

周りの人と喜びを分かち合える人生のほうが、ずっと豊かです。

神輿の掛け声に合わせて、人々は自然と歩調を合わせます。

 

年齢も違います。職業も違います。立場も違います。

それでも、その日だけは皆が同じ方向を向き、一つの神輿を支えます。

 

そこには、「私が」「あなたが」という区別はありません。

 

あるのは、「みんなで担ごう。」

という一つの心だけです。

 

私は、お祭りで神輿を見るたびに、

人生そのものを見ているような気持ちになります。

 

若い人が力を出し、年配の方が声を掛け、子どもたちが笑顔で応援し、

地域の人々が拍手を送る。

その光景は、「人は一人では生きられない」ということを、

静かに教えてくれています。

 

だから神輿は、大勢で担ぐのでしょう。

神様をお運びするためだけではありません。

私たちが「助け合うことの大切さ」を忘れないためでもあるのです。

 

お祭りで神輿をご覧になった時は、

その豪華な飾りや威勢の良い掛け声だけではなく、

肩を寄せ合い、汗を流しながら歩く人々の姿にも目を向けてみてください。

 

そこには、

日本人が何百年も受け継いできた、思いやりの心があります。

そして、その姿は静かに語りかけてくれるでしょう。

 

人生には、一人では担げない重さがあります。

だからこそ、人は支え合い、助け合いながら歩いていくのです。

 

その温かな心こそ、お祭りの日に神輿が私たちへ教えてくれている、

何より大切な贈り物なのではないでしょうか。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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