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社長&顧問ブログ

2026.8.9

祈り願いとは

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日までは、お祭りと神輿についての話しでした。

 

神輿は、神様が地域を巡り、人々の暮らしを見守ってくださる乗り物であり、

多くの人が力を合わせて担ぐ姿には、

「支え合う心」や「和の心」が込められていることを知りました。

 

今日は、

神社で最も多くの方がされることについて、

の話に進みます、、、、。

 

それは、「お願いごと」です。

 

神社へ行くと、多くの方が手を合わせます。

 

「健康でありますように。」「仕事がうまくいきますように。」

その願いは、人それぞれです。

 

では、

神様は本当にそのお願いを聞いてくださるのでしょうか。

 

私は、この問いに対して、

日本人の先人たちはとても深い答えを残してくださっているように思います。

 

祈るということは、神様に命令することではありません。

「こうしてください。」「これをください。」

とお願いするだけの時間でもありません。

 

祈るという時間は、自分の心と向き合う時間なのです。

 

例えば、「皆がが健康でありますように」と祈る時、

私たちは自然とそれぞれの顔を思い浮かべます。

 

「今日も元気でいてくれてありがとう。」

そんな感謝の気持ちが湧いてきます。

 

「仕事がうまくいきますように」と祈る時には、

「もっと努力しよう」「誠実に仕事をしよう」という思いが生まれます。

「合格しますように」と願えば、

「今日も勉強を頑張ろう」という決意につながります。

 

つまり、祈りは未来を変える魔法ではありません。

 

今日の自分を変える力なのです。

 

だから神社には、静かな空気が流れています。

鳥居をくぐり、参道を歩き、手を清め、心を落ち着かせ、本殿の前に立つ。

 

その一つひとつの所作には、

「慌ただしい毎日から少し離れ、自分を見つめ直す時間を持ちなさい」

という先人たちの知恵が込められているように感じます。

 

私は、お願いごとには二つの種類があると思っています。

 

一つは、「自分だけの幸せ」を願う祈りです。

 

もちろん、それも大切です。

 

しかし、もう一つあります。

「友人が元気でありますように。」

「地域が平和でありますように。」

「災害で苦しむ方々が一日も早く穏やかな日常を取り戻せますように。」

そんな祈りです。

 

人は、自分のことだけを考えている時よりも、

誰かの幸せを願っている時のほうが、心は不思議と穏やかになります。

 

それは、心が少しずつ広くなっていくからなのでしょう。

 

だから私は、

神様は願いを叶えるためだけにおられるのではなく、

私たちが思いやりのある心を育てられるよう、

静かに見守ってくださっている存在なのではないかと思います。

 

神社から帰る時、景色は何も変わっていません。

空も、木々も、街並みも同じです。

けれども、自分の心は少しだけ変わっています。

 

焦っていた心が落ち着き、感謝を忘れていたことに気づき、

「今日も一日、精一杯生きよう。」

そんな気持ちになれることがあります。

 

それこそが、祈りが私たちに与えてくれる一番大きな贈り物なのかもしれません。

 

神様は、

私たちの人生を代わりに歩んでくださるわけではありません。

一歩一歩、歩くのは私たち自身です。

 

しかし、その歩みが道を外れないように、

迷った時には立ち止まる勇気を与え、苦しい時には心を支え、

喜びの時には感謝を思い出させてくださる。

 

そのような存在として、日本人は神様を敬い、大切にしてきたのでしょう。

 

どうぞ皆様も、次に神社で手を合わせる時は、

お願いごとだけではなく、少しだけ自分の心にも耳を傾けてみてください。

 

きっと神様は、願いを叶える前に、

もっと大切なものを私たちへ授けてくださっていることに気づくはずです。

 

祈りとは、神様を動かすものではありません。

祈りとは、自分自身の心を育てる、人生で最も静かで尊い時間なのです。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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