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社長&顧問ブログ

2026.10.10

『見た』の先にあるもの

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日は、

テレビで何かに心が動いたその瞬間に、その先の情報へつながる。

そんな「もう一つの扉」についての話しでした。

 

けれども、この特許を考えていた時、

私がもう一つ気になっていたことがあります。

 

それは、

その扉を開いた人は、その先でどうしたのだろう?????。

ということでした。

 

テレビ番組や広告というものは、多くの人に情報を届けることができます。

 

けれども、

見た人が本当に興味を持ったのか。

もっと知りたいと思ったのか。

商品を買ったのか。

アンケートに答えたのか。

そこまでは、なかなか見えてきません。

 

私はそこに、少し物足りなさを感じていました。

せっかく人の心が動いたのなら、

その先に生まれた行動まで分かれば、もっと面白いのではないか。

 

例えば、番組の中で三つの商品を紹介したとします。

 

放送した側から見れば、三つとも同じように紹介したつもりでも、

実際には、

一つの商品だけに多くの人が集まるかもしれない。

思いがけない商品に人気が出るかもしれない。

若い人と年配の人で、選ぶものが違うかもしれない。

紹介の仕方一つで、反応が変わるかもしれない。

 

その「違い」が分かれば、

次に何を伝えるべきかも見えてきます。

 

この特許では、利用者がコンテンツへアクセスした後、

その人数や属性、アンケート結果、販売結果、

試供品の申込結果などを集計することまで考えています。

さらに、

その集計結果そのものを新しいコンテンツとして提供し、

再び利用者へ知らせる仕組みも含まれています。

 

つまり、

放送して終わりではない。人が動く。

その動きが見える。

そして、

その結果を次に生かす。

そんな循環です。

 

今でこそ、インターネットの世界では、

何人がページを見たか。何人がクリックしたか。

何人が購入したか。

そうした数字を見ることは珍しくありません。

 

しかし、私がこの発想をしたのは10年以上前でした。

 

当時、私が考えていたのは、

テレビの力を測る物差しを、

もう少し増やせないだろうかということだったのかもしれません。

 

「何人が見たか」も大切です。

けれども、

その中の何人の心が動き、何人が次の一歩を踏み出したのか。

そこにも、大きな意味がある。そんなことを考えていました。

 

これは商売だけの話ではありません。

例えば、

ある地域を紹介した番組を見て、実際にそこへ行ってみた人がいる。

ある会社の話を聞いて、その会社を応援したくなった人がいる。

ある人物の言葉に触れて、自分も何か始めてみようと思った人がいる。

 

数字の向こう側には、必ず人がいます。

 

「一件のアクセス」「一人の申込み」

と表示されれば、それは小さな数字かもしれません。

しかし、その一件の向こうには、

「面白そうだな」「行ってみようかな」「やってみようかな」

と、ほんの少し心を動かした一人の人がいる。

 

私は、そこが大切なのではないかと思います。

 

メディアの価値というものも、

ただ大勢に届くことだけではなく、

誰か一人の気持ちを動かし、

その人が実際に一歩を踏み出すところにあるのかもしれません。

 

そして、その小さな動きがたくさん集まれば、

一つの流れになります。商品が育つ。

店に人が集まる。地域が知られる。

企業と人がつながる。新しい企画が生まれる。

 

10年以上前、

私はそこまで大げさに考えていたわけではありません。

 

ただ、「テレビで紹介した後、みんなはどうしたのだろう」

そんな素朴な疑問がありました。

 

けれども振り返ってみると、

その疑問こそが、この特許の大事な部分につながっていました。

 

第一話で書いた、小さな「なぜ?」

は、ここにもあります。

何かを見て、少し気になる。その少しの気持ちを、見過ごさない。

 

発明も、仕事も、新しい出会いも、

案外そこから始まるのかもしれません。

 

そして、

この特許にはもう一つ面白い考え方があります。

集まった結果を、放送する側だけが見るのではありません。

 

その結果自体を新しい情報として、もう一度利用者へ返すことができます。

特許明細書でも、これによって放送側は告知効果を把握でき、

利用者側も他の人の利用状況を知ることができるとされています。

 

情報を送る。反応が返ってくる。

そして、その反応がまた新しい情報になる。

 

ここまでくると、

テレビは「伝えるだけのもの」から、少し違った存在になってきます。

 

次回は、

10年以上経った今、

この仕組みを取り巻く環境がどれほど変わったのか???。

そして、、、、、

の話に進む、、、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/