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社長&顧問ブログ

2026.10.18

日本のお盆とハロウィンは、どこが違うのか?

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日は、

アイルランドには、亡くなった人が帰ってくる夜に、

その人のための席を食卓に用意する風習があったと言う話でした。

 

その話を調べているとき、私は日本のお盆のことを思い浮かべました。

 

日本では夏、アイルランドでは秋。

遠く離れた国で、季節も違うのに、

亡くなった人が帰ってくると考える習慣がある。

何とも不思議なことです。

 

そこで、二つの行事を比べてみることにしました。

すると、

似ているようで、実は大きな違いがあることに気付きました。

 

日本のお盆では、地方によって迎え火を焚く習慣があります。

家に帰ってくるご先祖が道に迷わないように、

灯りをともしてお迎えするのです。

 

そして、

お盆が終わると、今度は送り火を焚きます。

無事に帰っていただくための灯りです。

 

一方、アイルランドのハロウィンにも、

家の窓辺などに灯りを置く風習がありました。

 

しかし、こちらには少し違った意味があります。

 

ハロウィンの夜には、亡くなった人ばかりでなく、

恐ろしい精霊や不思議な存在も現れると考えられていました。

 

そこで、人々は怖い顔をしたランタンを飾り、

災いをもたらすものを遠ざけようとしたのです。

 

日本では、帰ってくる人を迎えるための灯り。

アイルランドでは、恐ろしいものから家を守るための灯り。

 

もちろん、

アイルランドにも亡き家族を温かく迎える風習がありましたから、

単純に区別できるものではありません。

 

それでも、同じ灯りに、

それぞれ違った願いを込めていたことが、

私には興味深く感じられました。

 

そして、日本のお盆について調べていると、

もう一つ、何とも微笑ましい習慣を思い出しました。

 

きゅうりとなすに、割り箸などを四本刺して作る、あの小さな動物です。

見たことがある方も多いと思います。

 

きゅうりは馬。なすは牛。

ご先祖が行き来するための乗り物とされ、

「精霊馬」「精霊牛」と呼ばれています。

 

ところが、なぜ馬と牛なのでしょう???。

しかも、なぜ二種類も必要なのでしょうか。

これを調べてみると、

何とも日本人らしい、優しい考え方が隠されていました。

 

ご先祖が帰ってくるときには、

足の速い馬に乗って、少しでも早く帰ってきてほしい。

そして、

あちらの世界へ戻るときには、

歩みの遅い牛に乗って、ゆっくり帰ってほしい。

 

そんな願いが込められているというのです。

私は、この話を知って、思わず顔がほころびました。

 

来るときは、早く。帰るときは、ゆっくり。

何とも人間らしい願いではありませんか。

 

もちろん、これは広く知られている解釈の一つで、

地域によって習わしや意味は異なります。

 

それでも、身近な野菜を馬や牛に見立て、

そこに自分たちの気持ちを託した昔の人々の発想には、

感心させられます。

 

考えてみれば、

私たちも大切な人が遠くから訪ねてくるときには、

まだかまだかと到着を待ちます。

そして、

楽しい時間が過ぎ、いよいよ帰るとなれば、

もう少し一緒にいたいと思うものです。

 

昔の人々も、きっと同じだったのでしょう。

しかも、馬でも牛でもなく、

きゅうりとなすを使うところが面白いですね。

 

身の回りにあるものを使い、

少し工夫するだけで、自分たちの願いを形にしてしまう。

そこには、昔の人々の豊かな想像力が感じられます。

 

さて、日本のお盆は、

古くからの祖先を敬う習慣と、仏教の盂蘭盆会などが結びつきながら、

現在のような行事へと発展してきました。

 

一方、ハロウィンも、

古い季節の行事や民間伝承に、

後の時代のキリスト教の文化などが重なり、

長い年月をかけて姿を変えてきました。

 

つまり、

どちらも最初から現在のような形で存在していたわけではないのです。

 

人々の暮らしが変わり、時代が移り変わる中で、

少しずつ新しい意味が加わっていったのでしょう。

 

ここまで調べてきて、私は一つのことを感じました。

 

私たちは、外国の文化に接すると、

つい自分たちの知っているものに置き換えて考えがちです。

 

ハロウィンは、いわば西洋のお盆のようなものだ。

そう説明すれば、何となく分かった気になります。

 

けれど、それだけで理解したつもりになると、

それぞれの歴史が持つ本当の面白さを見逃してしまうのかもしれません。

 

似ているところを見つけるのも楽しい。

しかし、

違っている理由を知ることは、もっと面白い。

 

なぜ、同じように亡くなった人を思いながら、

これほど違う習慣が生まれたのでしょう。

 

その違いの向こうには、

それぞれの土地で暮らしてきた人々の知恵や、長い歴史があるのです。

 

夏の夕暮れ、日本の家先にともされる迎え火。

秋の夜、アイルランドの窓辺に置かれた灯り。

その形も、意味も、必ずしも同じではありません。

けれど、

どちらの灯りのそばにも、

大切なものを守りたいと願う人々の姿があったのでしょう。

 

遠く離れた国の歴史を知ることで、

かえって自分たちの国の習慣の素晴らしさに気付かされる。

これもまた、

知らなかったことを知る楽しさの一つなのかもしれません。

 

さて、ハロウィンについて調べているうちに、

私はまた新しい疑問を持ちました。

 

そもそも、「ハロウィン」という名前。

いったい誰が、いつから、そう呼ぶようになったのでしょう????。

 

実は、この名前の由来を調べていくと、

ある話が広がっていくのです、、、

 

その話しは?????

明日へ続く、、、、、、。

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