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社長&顧問ブログ

2021.1.29

いつの時代も変わり者が居た??

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは

フランスネタから フランスと言えば芸術だと言う話になり

その中で ミレーが描いた 「落穂ひろい」 の絵は

貧しい農民を描いた絵で その絵をよく見ると 悲しい物語が

見えて来ると言う話でした。

 

私などは 芸術に対してなんの知識もない人間からすると

写実的で見やすい絵画と思うのですが

 

中学校の美術の時間に学んだ 誰々は○○派に属している画家ですとか

習いましたが どこがどう違うか等 その時は全く興味はありませんでした。

 

しかし 今回の様に ミレーの絵の秘密などを知ると

彼は 一体何派だったのか?

その後の印象派とは何が違うのかに興味を持ったのです。

 

今回のミレーは パルビゾン派と呼ばれていて その名前の由来は

フランスのバルビゾン村やその周辺に画家が滞在や居住し、

自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた事からそう呼ばれていたようです。

パルビゾン派と呼ばれる人達は

コロー、ミレー、テオドール・ルソー、トロワイヨン、ディアズ、デュプレ、ドービニーの

7人が有名で 彼らは「バルビゾンの七星」と呼ばれているそうです。

 

彼らの作品を見てみますと どれものどかな田園風景が描かれており

一般人の私としてはとても親しみやすい絵だなと思います。

一方 印象派と言われる画家は

 

昨日までも書きましたように いつの時代にも 破天荒な人が居る様で

多分 その時の画家は 今までとは違う感性で絵を描きたかったのだと思います。

 

印象派以前の絵画では、神話の場面を描いた宗教画が一番価値が高いとされていました。

画家自身が聖書を理解できる教養が必要だったからです。

 

しかし印象派では、

宗教画ではなく当時の中流階級を中心とした風俗画や風景画が多く描かれました。

これは神の時代から人間の時代への転換期だったことが影響されています。

それは何故かと言いますと

印象派が誕生した19世紀後半は、産業革命により科学が飛躍的に進歩した時代だったからです。

そうなりますと、宗教の力が弱まり、科学の力が増して行くことになるのです。

 

そのような時代背景から、昔から語り継がれる神話の持つ永遠性から、

儚くも力強い人間の持つ瞬間性に価値観が見出されていくことになったのです。

 

印象派には、永遠性より今この瞬間を切り取るという美学があるのですね。

時代背景で芸術様式の姿が違ってくるのです。

 

印象派は今までの形式化された美しさや古い絵画表現にとらわれることなく、

より自由な絵画表現を求めた画家たちをさすのですね。

 

その印象派の父と言われているのが

マネと言う画家です。

 

このマネが 当時物議を醸すことになる絵を世に出したのです。

 

この絵は一体どんな絵なのか??

 

何故 世界的に物議を醸すことになるのか??

 

 

いつの時代でも こういう常識破りの人物が出て来るのだと

改めて考えさせられます

 

では

 

 

 

この 思わず目を覆いたくなる絵とは

何だったのか????

 

それは

 

明日に続く、、、。

 

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