EXECUTIVE BLOG
2020.9.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは 営業で各地を回る時に
その地域の歴史を学んでいることが大切だと言う話でした。
きちんと調べていれば 高知での坂本龍馬の話の件や
山形の西郷神社の話も知っていれば もっと 商談はスムーズに
行ったのではと思うのです。
さて こんな話ばかり書いていると
いつになっても本論には戻れません
先日からの続きの話で シーボルトが日本に興味を持つことで
ドイツ人であるにも関わらず オランダ軍医として出島に来ることに
なり そこでの活躍ぶりで 江戸城に行けることになるのですが
その後 シーボルト事件を起こし 国外退去処分になるのです。
この時 シーボルト事件を起こしていなければ
前からの話の続きで 八丈島は 米国統治になってしまっていたかもしれないのです
が
その前の シーボルトは何故日本に興味を持ったのか?
の話です。
シーボルトが ドイツに居る時に 何故日本に興味を持ったのか?
日本人が周りにいたのかと言う話になりますが
日本は鎖国中ですので ドイツに日本人が滞在していたわけではないのです
では どうしてか
これが 大黒屋光太夫との話に繋がるのです。
光太夫は 太平洋で嵐に遭い アリューシャン列島の島に流れ着き
そこで 日本に帰る日を指折り数えて待っていたのですが
日本からの船など来るはずがないのです
そんな時 ロシヤの探検家が この島にやってきて
ここに日本人が居ることをしり
光太夫一行を モスクワに連れて行ったのです
当時 ロシアは 南下政策を検討したので この日本人を日本に連れて帰ることで
江戸幕府と友好な関係になるのでは考え
エカテリーナ2世との面談を行い
晴れて 日本帰国の道が開けたのでした
そして 生き残った数人の日本人と これで やっと日本に帰れると喜びあっていた時
一人の日本人が
自分は 日本へは帰らないと言い出したのです。
それを聞いた一同は びっくりするのです
あれほど 一緒に日本に帰れる日を夢見て励まし合い 頑張ってきたのに
その男は モスクワに残ると頑なに言い張ったのでした。
その男の意思は固く 光太夫一行は その男を残し日本へ戻るのです。
では この男が シーボルトと会ったのか? と
考えそうですが
この時は まだシーボルトは生まれていませんので接点はないのです
しかし この事が後に日本の運命を変える一人になるのですが
一体この男は何故 あれだけ帰りたがってた帰国を棒に振って
モスクワに残ったのか??
この話も 不思議ですね
この残った理由と言うのは
今も昔も変わらぬ理由かもしれません
それは
明日に 続く、、。