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社長&顧問ブログ

2022.6.12

カツオの一本釣り

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは 土佐の話から

早明浦ダムの貯水率の話になり 土佐と言えば カツオのタタキが有名ですが

この カツオのタタキは その昔 山内家の殿様が 領民に生魚禁止令を出したところから 軽く火を通すタタキが出来たのではと言う話でした。

 

しかし これには 諸説色々あるので 本当かどうかは定かではありません。

 

このように よく耳にする言葉でも 中身や由来を知らないという事が多々あります。

マグロと言えば 一本釣りだろうという事は知っていますが

何故 一本釣りでなければならないのか? とか そもそも 一本釣りとは何だろうか?

と聞かれると 直ぐに答えられるものではありませんね。

 

では、まずは一本釣りというのはそもそもどういう漁法なのか?

ですが

一本釣りというのは1本の糸に1~数個の釣針をつけて魚を釣る漁法のことで、

釣り竿を使って水深の浅い所にいる魚を釣る「竿釣り」と、

釣糸を手で操作して水深の深い所の魚を釣る「手釣り」の2種類があるそうです。

 

釣りはした事が無いので 詳細は知りませんが

竿釣りの代表例はカツオで、マグロは後者の手釣りの方になるようです。

また、カツオやマグロの他にもサバやイカなども一本釣りされ、

特にイカなどは機械による自動釣りが発達しているようです。

 

では、一本釣りが 何故必要なのか??ですが

 

素人考えですと、網でガサーっと一度に大量に魚を捕まえてしまった方が

楽でたくさん獲れるように思えますね

何故一本釣り漁の方法は今日まで続いているのでしょうか?

 

実は、これは釣った魚の鮮度を保存するためというのが理由なんだそうです。

網での漁、すなわち巻き網漁はの場合は、

一度にたくさんの魚を網で捕獲するという都合上、

網の中で魚同士が激しくぶつかり合ったり、

時には他の魚からの圧力によって潰れてしまったりすることもあるのだそうです。

そうなると、見た目的にも損傷が激しくなってしまって、

商品価値も下がってしまうのです。

 

さらに、劣化してしまうのは見た目だけの問題ではありません。

釣り上げられたマグロやカツオというのは激しく暴れます。

すると、全身が激しい運動によって焼けてしまう

「身焼け」という現象が起きてしまうのだそうです。

この身焼けが起きてしまうと、

カツオやマグロの品質は著しく低下してしまい、

その分値段もグッと下がってしまいます。

 

この身焼けがいかに起こらないように釣り上げるか?

いかに身焼けが起こる前に処理をするか??というのが

漁師さんの腕の見せ所なのです。

しかし網でガサーっと一度に捕まえた魚を身焼けさせずに処理するのは

さすがに無理なのです

網で捕まえると身焼けによって

味の面でも品質が落ちてしまうことが多いんだそうです。

 

しかし、一本釣り漁の場合は

身焼けを起こさないように釣り上げる工夫が出来たり、

釣った後すぐに冷凍保存することによって

鮮度を保ったまま出荷することが出来るので

1匹あたりの値段も高くなり、

漁師さんにとってはこちらの漁の仕方の方が良いと言うわけで

カツオは一本釣りだ!になっているそうです。

 

何にでも 興味を持つと色々な事が分かって面白いですね

 

関ヶ原の戦いの話から いつの間にか カツオの一本釣りの話へと

展開してしまってますが

 

カツオがあるなら マグロはどうなんだ???
と又興味が湧きます

 

マグロのトロは美味しいですよね、、

 

しかし このマグロ

昔は

魚好きなあの動物も 避けていたそうです

 

それは何故なのか?????

あの動物とは????????

 

それは??????

 

明日に続く、、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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