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社長&顧問ブログ

2020.9.5

ペリー浦賀上陸

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは 何にでも興味を持つことが私の趣味であること

 

そして そこから左官と右官の言葉の由来を見つけたという話でした。

 

それから 

話は ペリー来航の話にと逸れていきましたが

 

幕府は たった四隻の黒船で慌てふためいていたのです

 

諸藩や市民までも 幕府の威厳が無くなったと感じ始めていました。

 

その時 江戸町民は 正面切っては 幕府の悪口を言えませんでしたので

歌に託していたのですが

 

その時流行った 有名な狂歌が

 

「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん) たつた四杯で夜も眠れず」

と言う狂歌です。

 

といっても何が面白いかはすぐには分からないと思います。

ちなみに「上喜撰」とは宇治の高級茶のことなんです。

では、この歌は高級茶を4杯飲んで眠れなくなったということだけを詠んでいるのでしょうか?。

もちろん違いますね。

「上喜撰」は浦賀に現れた蒸気船、つまり黒船のことなんです。

つまり、たった4隻の船がやってきただけで慌てふためいている幕府を皮肉ったものなのです。

自由に意見が言えない時代にあって、

狂歌という手段を用いて幕府を批判したのですね。

 

さて そのペリーが 大統領の親書を持ってくるのですが

そもそも 何故日本を開国させたかったのか?

 

話は 簡単です

 

米国は当時は捕鯨が盛んでした

西海岸から ハワイ沖まで クジラを追って漁をしていました

それが だんだんと日本近海まで来るようになったのですが

 

今の様にレーダーが無い時代です

嵐や台風が来ると 日本近海の捕鯨船は ハワイまで戻らなければならなかったのです

 

戻る途中で 遭難した船も多数でました。

 

もし 日本の港に逃げることが出来れば 沢山の船が助かり人命が守られたのですが

日本は鎖国をしていたので 日本の港に来ることが出来なかったのです

 

それで 捕鯨組合が大統領に直訴して 日本の港を開放するように嘆願したのです

 

今も昔もそうですが 有権者からのお願いとなりますと

何とか聞かなければ 次の選挙で負けてしまうかもしれません

 

それで 当時のフィルモア大統領はペリーに親書を託すことになったのです

 

今では日本が捕鯨していると欧米から非難を受けますが 当時はアメリカは

捕鯨大国だったのですね

 

さあ それで

親書を受け取った幕府は 英語を日本語に訳すことから始めなければなりません

 

そもそも大統領などいない時代ですから

プレジデントをどう訳せばよいか 頭をひねっていたのでした

 

大将とか 酋長とか 大旦那とか の案も出ましたが

どれも却下です

 

 

それで 大統領と言うことで決まるのですが

 

 

何故大統領なのか??

 

この話は またまた明日へ続く、

 

 

 

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