EXECUTIVE BLOG
2021.1.8
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
お正月も7日が過ぎました
今日は 神社にお勤めの方々にも位があるのだと言う話を
書く予定でしたが
昨日が七草粥でしたので
その話題に。
昔から一月七日になると 家では七草粥を当たり前のように頂いておりましたが
ふと 七草粥って 何の為に? と興味が湧きました。
当たり前のことを当たり前と思うのではなく 興味を持って
その由来を調べてみました。
七草粥は正月行事として定着していますが、
本来は1月7日の「人日」の日に行われる「人日の節句」の行事で、
五節句のひとつです。
五節句は
江戸幕府が定めた式日で、1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽をさすのだそうです。
人日とは文字通り “人の日”という意味で、
中国の前漢の時代に、
元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの占いをたて、
8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに由来するそうです。
さらに唐の時代には、
人日の日に「七種菜羹」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、
無病息災を願うようになりました。
羹はあつもの、汁という意味です。
唐では官吏昇進を1月7日に決めたことから、
その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったと言われています。
この風習が奈良時代に日本へ伝わり
年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という風習や、
7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習などと結びつき、
「七草粥」に変化したのです。
そして、
江戸時代に「人日の節句」(七草の節句)として五節句のひとつに定められると、
人々の間に定着したのです。
では春の七草の意味ななんでしょうか?
そして七草粥には何を入れたらいいのでしょう?
春の七草は以下の通りで
それぞれに意味があるのです。
1.芹(せり)……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。
2.薺(なずな)……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
3.御形(ごぎょう)……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果がある。
4.繁縷(はこべら)……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった。
5.仏の座(ほとけのざ)……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
6.菘(すずな)……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
7.蘿蔔(すずしろ)……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる。
基本はこのようですが
各家庭ではそれぞれお餅を入れたりとかして楽しまれているようです。
正月の様々な行事にも 深い意味があるのだという事を
改めて興味を持ってみてみると分かるものです
では 神社での神官の位とかあるのか?
ですが
それは
明日に続く、、。