EXECUTIVE BLOG
2021.3.24
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは 桜田門外の変から 浪士達が襲撃当日に集合した
愛宕神社の話になりました。
歴史を紐解くと色々興味あることが出て来るものです。
この愛宕神社は 港区にある愛宕山の中腹にある神社で
23区内では一番高い山ですが それがたった標高26メートルというのも
おかしな話で 丘で良いのではと思ってしまいます。
この愛宕地区 映画「3丁目の夕日」 に出て来る街なのですよ
3丁目とは 愛宕3丁目なのです。
この映画を見たかたは 分かると思いますが 昭和33年東京タワーが出来るころの
話なのですが
映画の中では人情味あふれる下町ですが 虎ノ門ヒルズあたりは 昔は凄い下町だったのです、
最近では再開発が進んで 古い建物は壊されてしまって見る影もなくなっています。
そんな中で 今日の話題の 愛宕神社の 出世階段 は 江戸から続く階段なのです。
何故 愛宕神社へ登るこの階段が 出世階段と呼ばれるようになったのか?
の話ですが、
愛宕神社の主祭神は、火産霊命(ほむすびのみこと)。
1603年(慶長8年)、徳川家康公の命により江戸を火災から守る防火の神様として建立されたのです。
防火の神様でありながら、出世運を願う参拝者が訪れる理由は、
神社入り口の大鳥居からまっすぐに伸びる86段の急な階段にあります。
この坂を馬で駆け上がり大出世を果たした武士の言い伝えから
「出世の階段」としてご利益があるとされているのです。
愛宕神社の参道の一部である石段が「出世の階段」と呼ばれるようになったのは、
江戸三代将軍家光公の時代までさかのぼります。
愛宕神社の梅が満開の時期にその下を通ったのが家光一行です。
「だれか、馬であの梅をとってまいれ!!」との命に、
家臣たちは皆うつむき名乗りを上げる者はいなかったそうです。
その中、さっそうとこの急こう配の階段を駆け上り、そしてまた通常であれば馬ごと
転げ落ちそうになる中、
梅を家光公に献上したのが四国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎だったそうです。
その時より、無名の武士が、日本一の馬術の名人としてその名が広まったことから
「出世の階段」と呼ばれるようになったそうです。
太平の世にあっても馬術の鍛錬を怠らなかったからこそ、
この千載一遇のチャンスを逃さなかったようですね。
出世には、日ごろからの準備と巡ってきたチャンスを逃さない勇気が必要なのですね。
境内には、
故事の由来ともなった家光公に献上された「将軍梅」が現存しています。
その他にも数種類の梅の木が植栽され、2月以降は、境内を華やかに彩ります。
桜の木も多く、春は桜の名所として華やぐ季節を迎えます。
高層ビルに囲まれていることを忘れてしまいそうなほど自然豊かな境内は、
とっても気持ちが良い気が流れています。
今日は この愛宕山にある出世階段の話でしたが
この山には もう一つ歴史上重要な意味を持つ施設があるのです
あの日を境に 日本は平和国家に産まれ変わるのですが
その施設とは????
それは、、、
明日に続く、、、、。