EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2020.6.7

勘を鍛える

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日までは

知恵を使って 利用しにくかった空間を

時代の風を読み 宅配水製造工場に転用したり

また その役目が終わったあとは

その工場を 今では一番旬な除菌を目的とした

オゾン水製造工場に転用する話でした。

どんなものもいつまでも続くものではなく

常に頭を柔らかくしながら 時代の風を読み

柔軟に対応できるように頭の訓練をしておかなければならないと

思うのです。

 

そして今日の話は

その工場がある2階事務室の話になります

 

ここは 最初は 大手食品メーカーの福岡支店として

使われていたのですが

その会社も 色々な社会事情により 更に大手の会社との合併が決まり

弊社の事務所を出て行くことになったのです。

 

当初はその会社の為に建設し ご利用いただいておりまして

その関係はずっと続くものと思っておりました。

 

しかし 昨今のコロナでもそうですが 外的な要因で 一気に状況が変わって

しまう事があるのです。

 

いつも書いていますが 今までどおりが一番楽で ずっと続いて欲しいと思うのですが

そうなる事も予想しながらアンテナを張っておく必要もあるのです。

 

そして その事務所も色々な会社からの問い合わせがありましたが

私がピンときた会社は これからのIT時代に伸びて行きそうな会社だったので

是非その会社に借りて頂きたかったのですが

相手の希望する広さに若干足りなかったのです。

その足りなさの為に お客様を逃がしてしまうのは非常に残念だと思い

ここから知恵を出すのですが

通常 不動産物件の案内は 会社の担当が行うのですが

担当者は 淡々と事務をこなしますので

相手が 少し広さが足りないと言われても

それは仕方がないと思い お断りしようとしていたのです

そのことを 寸前のところで私が情報をキャッチして

どのくらいの広さが必要なのか? それは どういう目的で必要なのかを

聞いてみると

その会社の商品保管庫と書類置き場があと50坪ほど必要と言うことが分かったのです。

会社の担当者は2階の物件を案内する事しか頭がなかったので

あと50坪はどうしても足りないので お断りしようとしていたのですが

私はその話を聞いて

一階の保管庫を活用できないかを社内で相談するのですが

昨日の話にあるように 50坪分は 新たにオゾン水製造工場に転用するのですが

そこを工場にしないで 解体して床も平面にすれば使えますと言うのです

それで 保管庫の中をよくよく調べてみると 使われていなかったシャワー室があり

どうせ使ってないならばそれを解体すれば良いと提案するのですが

それでは せいぜい数十坪しか空きませんと皆言うのです。

相手の会社は 商品保管と書類保管が出来れば良いと言われていたので

そこの場所に中二階を作れば良いではと提案したのです

そうするとそれならば可能ですと言うのですが、

ちょっと工夫をして知恵を出せば 一見出来ないように思えるものでも

可能になるのですが

どうしても人間は一面でしか物事を捉えていないので

今回 私があと50坪の話を耳にしなかったら 今回のテナント様にお貸しすることが出来なかったのです

そして

私が考えていたように その後システム開発で共同事業を行えるようになるのですから

あの時決まっていなかったらと思うとなんとも言えない気になります。

出来そうにない話があると 出来ない理由ばかり考える癖がある人が多いのですが

出来ないのであればどうすれば出来るかと言うことに頭を働かせる訓練を

しておく必要があると言うことを

この時も痛感したのでした。

 

 

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