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社長&顧問ブログ

2022.11.9

奉行と火つけ盗賊改め

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 漫画の話から

漫画鬼平犯科帳の話になり 鬼平が 江戸時代の火つけ盗賊改め方の長官をしていた話から 奉行と火つけ盗賊改め方とは 何が違うのか??? と言う話になりました。

 

いろいろ話が逸れてしまって なかなか元に戻れなくなっていますが

今日は 火つけ盗賊改めの話に進みます。

 

ちょっとその前に

南町奉行と北町奉行について、、、、

 

我々が時代劇で耳にする 南町奉行の大岡越前で 北町奉行に属していたのが桜吹雪で有名な遠山の金さんです。

江戸には この二つの奉行所があって 一か月交代でその任を果たしていたのです。

では 任がない一ヶ月は遊べていたのか?? と言うとそうではなく

事務作業に追われていたのですよ。 江戸時代のお役人も大変だったのです。

 

北町奉行所は、江戸の北側を治めていたから、北町奉行所という名前ではありません。

 

 

北町奉行所は、現在でいうと東京駅の北側に位置していて 南町奉行は 今の有楽町の南側にあったという事です。

鬼平犯科帳・長谷川宣以でおなじみの、火付盗賊改方についてです、、、

 

火付盗賊改は、北町・南町奉行所と全く異なる仕事内容と業務内容になるので、

見分けがつきやすいです。

仕事内容は

自ら現場に向かい、捕り物を行っていた事から分かるように

火付盗賊改は、放火犯や盗賊団、賭博を取り締まる専門組織でした。

 

現在の警察と機動隊の役割を果たしていて、実際の現場に向かい、

自ら捕り物を行う武闘派の役職で、自らが現場に向かうので、業務時間は24時間だったようです。

 

元々は、明暦の大火以降に増加した、放火犯や盗賊団の取り締まりのために置かれるようになったという経緯があります。

町奉行たちは非武装の文官であったことから、これらの凶悪な盗賊を取り締まるための武力制圧組織を幕府は必要としていました。

そこで組織されるようになった臨時の役職だったという事になります。

ここで

町奉行と火盗改めは、どちらが格上なのか???と思いますね、

町奉行に、8000石の旗本がなっている場合もあり

火盗改めの長谷川平蔵は400石ですから、

町奉行の言い分が通るようなことがあったのか???

役目自体が違うとはいえ、かち合う部分もあったと思うのですが、

格上、格下というのはなかったのでしょうか?

自分が属しているグループの力関係もあるのでしょうか

たとえば若年寄に近いとか?老中の大物と友達とか?

 

まだまだ知らない事ばかりと思います。

 

では どちらが格上なのか???

士農工商の身分制度があった時代 全てをこれらの組織は取り締まる事は出来たのか???

 

 

またまた 明日に続く、、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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