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社長&顧問ブログ

2021.9.12

対岸の火事か?

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは OA機器メーカーが NPS生産方式を取り入れ

反対意見が多い中 一人の女性工員が立ち上がり 見事一人屋台方式の

生産方法を成功させた話から

 

OA機器と言えば 市場が飽和状態になっている中 各メーカーがしのぎを削って

競争しているのを見て

私が あるアイデアを思いつきそれが ビジネスモデル特許まで取得することになったと言う話でした

 

どちらの話もその後の話に続かなければなりません

 

いつも 朝起きてぶっつけで書いているので 前日の内容も精査せずに思い付きなので

なかなか まとまらずに前に進めないのです。

 

で 今日は

一見、 工場の生産ラインは 流れ作業で行う方が合理的と思われるものを

何故 NPS生産方式は 一人屋台生産方式の方を良しとするのか?

と言う話の続きに戻ります。

 

私は これに関しては専門家ではないので 見聞きしたことからの話になります。

 

通常我々が考える生産方法は ラインがあって そこに部品がどんどん流れてきて

そこに数人から数十人の人 若しくはロボットでも良いですが

流れて来たもの対して部品を付加させていって

最終工程が終わったところで 完成品として出来上がるのを常識と考えていました。

 

しかし この方法だと ある大きな落とし穴があるのです。

 

それは もし完成品が出来てしまって その商品が市場に出た後とか

あるいは

製品テストを行ってみたところ 不良品が発見されたとしましょう

 

こういう場合は直ちに

生産ラインを停止しますね

 

そして 色々原因を調べて改良品をまた作り市場に出す事になるのですが

これであると 直ちにラインを止めたとしても

ライン上には多くの部品が残っている状態であるのです。

通常すべて完成品が出来あがってからストップしますから

そこには 膨大な不良品が発生していまいますね

折角完成した商品を 世の中に出す事ができず これは不良在庫となってしまうのです。

 

設備規模が大きければ大きいほど その損失は莫大なものになってしまいます。

 

しかし 一人屋台方式ではどうでしょうか、

一人の人間が 完成まで一人で行いますし 部品は ジャストインタイムで手元に

来る仕組みになっていますので

万が一 不良品がでたとしても その瞬間作業を止めれば 一台の不良在庫しか出てこないのです。

 

考えてみれば当たり前の話ですが

この当たり前のことを 思いつかずに 従来の方法がベストだとついつい思いたくなるのが人間で

新しい取組をするのが面倒で考えたくもないのです。

 

しかし それでは進化しません

トヨタはこの面倒くささを面倒とは考えずに カイゼンにカイゼンを重ねることで

トヨタ式かんばん方式生産方法を完成させたのです

 

そして この仕組みを真似したのが NPS生産方式だったのです。

 

この話を知った時は 単に工場の生産方式が変わるのだなと

ノー天気に構えていたのですが

 

弊社の取引先が この生産方式を取り入れた時に

飛んでもない事が起こる事になったのです

 

対岸の火事だとばかり思っていたのに

一気に火の粉が降りかかってきたのです。

 

これは お家の一大事くらいの事件でした。

 

その一大事とは何か?

 

これを 乗り越えることが出来たのか????

 

それは

 

 

明日に続く、、、。

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