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社長&顧問ブログ

2021.6.20

対馬丸を沈めたアメリカの潜水艦「ボーフィン号」

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは ITから離れて戦争の話が続いてます

最近では 戦争を語れる方も少なくなってきましたが

私の様に 実際に体験した方々から話を聞いたものが

それを後世に伝えて 平和の大切さを訴え続ける必要があるのでは

と思います。

 

先日も 街を歩いているときに見つけた 「疎開道路」と言う標識から

戦時中は 強制疎開や学童疎開があった事を思い出すきっかけになったのでした。

 

軍部の一方的な命令により 土地家屋を失った方々や 学童疎開中に両親を

亡くした子供たちの気持ちを思いますと 心が苦しくなってきます。

 

子供の安全の為に子供たちを疎開させるために乗せた船が アメリカ軍の潜水艦によって撃沈された事件が 今日の続きになる 対馬丸事件です。

 

1944年8月22日、沖縄からの疎開学童約800人を乗せた日本の貨物船「対馬丸」が、

長崎に向かう最中に、アメリカの潜水艦「ボーフィン号」によって撃沈されました。

 

当時、対馬丸には「学童を含め約1800人が乗っていた」とされていますが、

そのうち生存者はわずか280人程度、うち学童疎開者は60人ほどでした。

 

そもそも当時の日本では、全国で約42万人の学童が集団疎開していました。

理由は、1944年7月の連合国軍によるサイパン島占領です。

 

日本のほぼ全域がB-29爆撃機の「空襲圏内」となり、政府は重要都市に住む学童を比較的安全な地方に避難させるため、学童疎開を実施したのです。

 

なぜ沖縄から学童疎開させたのかと言うのは

それも「サイパン島の玉砕」が直接的な原因だったのです。

 

サイパン島では将兵、住民もろとも「玉砕」するという悲惨な結末を招きました。

そのため、沖縄では、学童を含む沖縄県民10万人の日本本土と台湾への疎開が、

政府の命令によって決定したのです。

県民の疎開は、アメリカ軍による沖縄上陸が始まる直前の1945年3月まで続けられました。

8月20日夕刻、対馬丸ら3隻の船団は、学童および一般疎開者を乗せ、護衛艦2隻とともに那覇を出航します。

 

船団は目的地である長崎を目指していたところ、アメリカの潜水艦「ボーフィン号」(水上排水量1526トン、全長95メートル)に発見され、8月22日22時23分、対馬丸は魚雷による攻撃によって撃沈されました。

 

乗客の多くは「十分な避難経路の確保されていない船倉」にいたため、ほとんどが脱出に間に合いませんでした。

 

しかし 何故「非戦闘員」を乗せた対馬丸が攻撃されたのでしょうか?

幾ら敵国とは言え 兵士が乗っている軍艦ではないのですから、、

その理由は

アメリカは、太平洋戦争開戦当初から、

「軍民を問わず敵国に関係すると思われる艦艇・船舶すべてに対し、潜水艦が無警告で攻撃する」

という

「無制限潜水艦作戦」を実施していたからなのです。

このため、対馬丸のような民間船も攻撃対象とされてしまったのです。

 

子どもたちを戦火から守るために実施した疎開で起きてしまった悲劇。

戦争で犠牲になるのは、戦場の兵士だけではありません。

どんな戦争でも必ず、「罪のない弱者」や「戦場になった土地の住民たち」

が犠牲になります。

実際、沖縄でもこの後、アメリカ軍部隊が上陸作戦を展開し、多くの住民を巻き込んだ凄惨な戦いが繰り広げられました。

沖縄戦では「県民の4人に1人が亡くなった」とも言われる取り返しのつかない惨事となりました。

この対馬丸を沈めたアメリカの潜水艦「ボーフィン号」は、

現在ハワイ真珠湾のアリゾナ記念館近くに係留され、

国の歴史的遺産になって内部を見学することもできます。

 

日本からの観光客も訪れますが、「対馬丸事件」を知らずに見学している方も多いようです。ハワイに旅行やビジネスで行く際には、ぜひ「歴史を知って」見てください。

違った「何か」が見えてくるかもしれません。

この潜水艦が「何を」語り、この悲劇から「何を」学ばなければいけないのか。

平和を守り、二度と同じような過ちを繰り返さないために、

きちんと歴史を学び直す必要があると思います。

 

このような 悲劇が 東京でもありました

それは東京大空襲です。

 

東京へ 米軍が空爆をするのは戦争だから仕方がなかったにしても

あのような 攻撃の仕方はあまりにも理不尽で許しがたい攻撃です

 

その攻撃とは??

 

それは

 

明日に続く、、、。

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