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社長&顧問ブログ

2026.8.27

平将門首塚

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日までは 私が取得した特許の話しでした。

まだ多くの特許の話しがありますが、

今日からは 話題を変えて 再び歴史に関する話に進みます、、、。

 

私は、

どうも「気になるもの」を

そのまま通り過ぎることができません。

 

街を歩いていても、

「これは何だろう?」「なぜ、ここにあるのだろう?」

「誰が、何のために作ったのだろう?」

 

そんなことが気になってしまいます。

 

仕事でも同じです。

誰かから「こんなことで困っている」という話を聞けば、

「だったら、こうすれば解決できるのではないか」

と考えてしまう。

 

そこから新しいアイデアが生まれることもあります。

 

考えてみれば、私の特許も、

そんな小さな「なぜ?」から始まったものが少なくありません。

 

ところが先日、

東京で、また一つ大きな「なぜ?」に出会いました。

それは特許でも、ビジネスでもありません。

 

それは、

千年以上前に亡くなった、一人の男事です、、、。

 

先日、東京の大手町を歩いていました。

 

大手町といえば、

日本を代表する企業や金融機関が集まる、日本経済の中心ともいえる場所です。

 

見上げれば高層ビル。

行き交う人々は足早で、

街全体が「現在」と「未来」に向かって動いているように感じます。

 

そんな場所を歩いていた時です。

 

近代的なビルに囲まれた中に、

周囲とは明らかに空気の違う一角がありました。

 

足を止めて見ると、

「将門塚」

とあります。

 

平将門の首塚として知られる場所でした。

 

私は、その前で立ち止まりました。

そして、いつもの癖が始まります。

 

「なぜだろう?」

 

なぜ、こんな場所に残っているのだろう??

 

平将門の名前はもちろん知っています。

平安時代、関東で勢力を広げ、朝廷に反旗を翻した人物。

 

しかし私がその時に興味を持ったのは、

将門について知っている歴史ではありませんでした。

 

目の前にある「現実」です。

 

なぜ、この場所が残っているのだろう。

大手町です。

日本でも有数の一等地です。

 

東京という街は、江戸から今日まで、

何度も大きく姿を変えてきました。

 

関東大震災があり、戦争があり、戦後復興があり、高度経済成長があり、

そして大規模な都市再開発が繰り返されてきました。

 

古い建物が取り壊され、新しい道路が造られ、

高層ビルが次々に建てられてきた。

 

それなのに、、、

千年以上前に亡くなった一人の男の塚が、東京のど真ん中に残っている。

 

これは考えてみれば、すごいことではないでしょうか。

 

平将門が亡くなったのは、西暦940年です。

今から千年以上も昔です。

 

私たちは、百年前の人の名前ですら、ほとんど知りません。

二百年前、三百年前となれば、なおさらですよね。

 

ところが平将門という名前は、

千年以上たった今でも、人々の記憶の中に生きています。

 

しかも不思議なことに、その評価は一つではありません。

 

歴史の上では朝廷に反旗を翻した人物とされる。

一方で関東では、

民衆のために立ち上がった英雄として語られることもある。

 

さらに後世には、

神田明神の御祭神として祀られる存在にまでなっています。

 

私はここで、また「なぜ?」と思いました。

 

朝廷に背いたとされた人物が、何故ここまで祀られているのか?? と。

 

将門塚について調べ始めると、実に多くの話が出てきます。

 

京都で晒された将門の首が、故郷を目指して空を飛んだという伝説。

首塚を粗末に扱うと災いが起きるという言い伝え。

 

近代になってからも、この場所をめぐる様々な逸話が語り継がれています。

「将門の祟り」という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。

 

しかし私は、そこだけで終わらせたくありませんでした。

伝説は伝説として面白い。

けれども、本当に興味深いのはその先です。

 

もし単に「怖いから残した」だけなら、

千年以上も人々が手を合わせ続けるでしょうか。

 

そこには恐れだけではない、

 

もっと深い人間の気持ちがあるのではないか。

そんな気がしたのです。

 

将門塚の前に立っていると、周囲には東京の巨大なビルがそびえています。

 

最新の技術。最新の金融。最新のビジネス。

世界でも有数の巨大都市です。

 

しかし、その足元には、

千年以上前を生きた人の記憶が残されている。

 

新しいものを生み出すことと、古いものを大切にすること。

一見すると正反対のようですが、私はそうではないと思います。

 

新しい時代をつくるからこそ、

「自分たちは、どこから来たのか」

を忘れてはいけないのではないでしょうか。

 

人間も会社も国も同じです。

 

未来ばかりを見ていると、自分の立っている場所を見失うことがあります。

時には後ろを振り返り、

自分より前に生きた人たちが、

何を願い、何に苦しみ、何を残そうとしたのかを考えてみる。

 

そこから未来を見ることも、大切なのだと思います。

 

私は、ただ東京を歩いていただけでした。

しかし、そこで見つけた小さな塚が、

千年以上も昔の世界へ私を連れて行ってくれました。

 

何にでも興味を持ってしまう私です。

 

一度「なぜ?」と思ったら、もう素通りすることはできません。

 

平将門とは、一体どんな男だったのか。

本当に歴史に記された「反逆者」だったのでしょうか。

 

それとも、関東の人々が千年以上忘れることのできなかった、

何か別の顔を持った人物だったのでしょうか。

 

大手町で偶然出会った一つの「なぜ?」。

そこから、私の新しい歴史探訪が始まりました。

 

この話は 明日へ続きます、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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