EXECUTIVE BLOG
2021.10.8
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
非常識を常識に変えて行くと言う話でした。
人間保守的ですから 今までやってきたことが ずっと続けば良いと
考えがちですが
何か 事情が変わると 今までの常識が通用しないと言う経験を
今回も コロナで感じています。
ある日突然 飲食店がアルコール提供が出来なくなるなんて 誰が想像できたでしょうか?
その昔 江戸時代 江戸城では 先祖代々○○家が ○○の間の左側の襖を開ける係りで
○○家は右側の襖を開ける係りとして仕えていて それが 徳川時代ずっと続いてていたのです
それが 徳川崩壊とともにその仕事がなくなるとなった時に
どれだけのショックを受けたのでしょうか?
最近では 相次ぐ 銀行合併等 我々が就職するときは
メガバンクの事を都銀と呼んでいましたが
其の都銀の中でも 三井銀行と住友銀行が合併するとは夢にも考えた事がありませんでした。 旧財閥はずっと生き残るのが常識だと思っていたのでした。
で
今回の話ですが
我々倉庫会社に置いてある 商品の在庫を見て NPSの指導員が 「在庫ではなく罪庫だ」
と言われた瞬間
常識では
目の前が真っ暗になり これは 商品が倉庫から無くなるのだ、 それでは商売が成り立たないでは ないか、
この施設を今後どのように運営すれば良いのかと思う所でしたが
私は
これは チャンスだ! と思ったのです
それで すぐさま その指導員とメーカーの経営幹部に 協力を申し出たのでした。
それを 聞いた弊社の社員たちは 何を言いだすのか!と真っ青な顔になっていました
自分で自分の首を絞めて 葬式を早めるだけではないか それより 協力などせず
相手を諦めさせることの方が重要ではないか と思ったようです。
その時なぜ 私は 一見悲劇とも思える事を チャンスと思ったのか??
それは
トヨタをはじめとする企業で このNPS方式を取り入れることで カイゼンすることで
会社の業績をアップしているのですが それを成功させるために 莫大なコストもかけているのです
その ノウハウを 私は 無料で学ぶ事が出来ると思ったからなのです。
確かに 在庫が無くなって行くのは 自分の首を絞めることになりますが
そこに至るまで どのような方法で在庫を減らして行くのかを 資料などで理解するのではなく 実施 実体験をすることで 確実に見について行くのです。
どうせ このNPS方式が導入されるのであれば 反対し 若しくは やらされ感を持って
いやいや作業を進めるより
積極的に学んでノウハウを盗んでやろうと考えたのでした。
しかし 最初は 先日書いた あるOAメーカーの工場長と同じように
そこに従事している社員から毎日のように猛クレームを浴びせられました
しかし 何度も書いているように 時代の流れには逆らえないのです
メーカーの合理化の為には かんばん方式は常識になってきているのです。
この苦労の先には絶対明るい未来があるのだと信じて
歯を食いしばって 今までとは全く違う方式ででの物流作業に取り組んでいったのです
我が社の社員より メーカーの営業関係や物流担当者のほうが
むしろ ついていけないという事で 多くの方が辞めて行ったのです。
何か改善を行おうとすると
痛みを伴うと言いますが 本当にそうでした。
今までにない やり方を行う事は 肉体的の精神的にも辛い毎日でした
そして
その結果
その先に何が見えてきたのか?
いや それ以上に
この時の政策は成功したのか????
それは
明日に続く、、、。