EXECUTIVE BLOG
2023.5.11
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
恵比寿様と大黒様が何故セットで祀られているのか?の話でした。
どちらも商売繁盛の神様と言う事もあり
庶民が一緒に祀れば御利益がさらにアップすると思い
この二つの神様を一緒に祀るようにしたのではと思います。
日本の神様は あれしなさい これしなさいとか言う戒律とかありませんね
神社に行っても キリスト教の聖書 イスラム教のコーランのようなものはありません。
そして 全てのものに神様が宿っているといわれ 木や石にまで手を合わせていますが
これを一神教の人がみるとどんなふうに感じるのか 一度聞いてみたいと思います。
前にも書きましたが 日本人は自分の都合で神様を作りだしてもいるのです。
菅原道真 平将門 崇徳天皇はもともと人間で それが怨霊となってから
それを鎮めるために 今度は神様にしてしまっています。
ある意味 日本人は柔軟な民族なのかもしれません。
その為多くの日本人は、
クリスマスを祝い、除夜の鐘をつき、神社に初詣に行くのでしょう。
こうした複数の宗教を横断して信仰してしまう日本は、
世界でも珍しい寛容な宗教観を持っていると思います。
世界では宗教戦争が頻繁に起きていました。
十字軍の遠征しかりですし 今でも ユダヤとアラブ社会ではいざこざが絶えません。
しかし日本でそういったことがほとんどないのは、
複数の宗教の信仰から、柔軟にいろいろなものを取り入れ、
受け入れることができるからなのではないかと思います。
海外では、根底が同じであるにも関わらず考え方の異なる宗派が対立し、
信仰を巡ってたくさんの戦争が起きていました。
確かに全ての宗教において、その教義に忠実である、守ること、
それは非常に大事なことです。
しかし世の中にはもっと大切なことがあります。
それは信じる宗教が違っていても、お互いを尊重し、そして仲良くするということです。日本では色々な宗教を信じている人がいますが、
宗教が違うからといって、争いやもめごとといったことはほとんど起こりません。
これは日本人のもつ素晴らしい寛容性のある宗教観だからではと思います。
お互いを尊重すること、そして仲良くするということで世界は平和になると思うので
日本式宗教観と言う宗教が世界に広がればなんてことを考えてしまいます。
で 日本における神々の話
古事記に出て来る神様の話は
明日に続く、、。