EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2024.3.17

昭和は遠くなりにけり

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

昔陸軍今財務省と言う話から

如何に 戦前は陸軍が横暴で 政府のコントロールも聞かずに 戦争に突入した話でした。

 

そして 軍部の方針に反対する人を取り締まる機関として 憲兵という組織が

出来あがりました

 

そもそも 憲兵は 軍人を取り締まる組織ですが 戦時中は 民間人まで取締をして

恐れられていた事はご存知かと思います。

 

憲兵が取り締まるのは 表で反戦活動をしていたりしていた人たちを取り締まっていましたが

 

その取締から隠れて活動していた輩も多く居ました

 

巧妙に表向きは 反政府活動をしていないので 憲兵での取り締りだけでは

充分ではなかったようです。

 

それで 当時 内務省と言う組織があって その中に 特別高等警察と言う組織が出来あがりました。

 

この内務省と言う省は今はありませんね

戦後解体された政府機関です。

 

しかし 戦前まではエリート省庁と言われていました。

 

戦後も90年近くなりますと 当時の話を知っている人は殆ど居なくなりましたね

 

私の祖父は憲兵だったそうで 父は 学徒出陣で戦地に赴いていました。

 

生きている時にもっと 戦時中の話しを聞いていればよかったと思いますが

大体そういう話をする人は少なかったようです。

 

私の知人のおじい様は インパール作戦に従事して生き残った兵士でしたが

90歳過ぎて 死ぬ間際に始めて当時の事を 息子たちに話をしたそうです。

 

インパール作戦については 又後日詳細を書きますが

当時の兵士の殆どは 戦闘で死ぬのではなく 多くは マラリアか餓死したと言われています。

 

当時の兵士の心境はどうだったのか??? と思ってしまいますね

 

私の知人のそのおじいさまは 当時の話をした時に その時 連隊を指揮した

牟田口廉也司令官が 今目の前にいたら 殺してやる と 息子や孫たちに語ったそうです。

 

如何に悲惨な状況に追い込まれていたか想像つきます。

 

それでも 軍人は命令に逆らう事はできません どんな無謀で非情な命令でも

それに従わなければ 軍法会議で死刑を宣告されてしまう恐れもあったのです。

 

軍人はそれで いやいやでも納得いかなくてもしたがっていました

 

しかし 一般市民は 当時の軍部のやり方に反発して地下活動をしてる人も居たのです

 

それらを 取り締まるのが 特別高等警察でした

 

この組織はどのような経緯で設立して どのような活動をしていたのか???

 

 

明日に続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

次の記事へ
前の記事へ