EXECUTIVE BLOG
2022.9.13
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 何故 靖国神社参拝が 諸外国から非難を受けるのか?
と言う話でした。
純粋に 哀悼の意を捧げる場所であるのに 何故非難を受けるのか??
に続きます。
戦争犯罪人は A級とそれ以外のBC級に分かれていました。
このA級犯罪を扱ったのは東京裁判のみだったようです。
それ以前の ドイツで行われたニュルンベルク裁判の時には
A級戦犯と言う枠は無かったようです。
日本の場合、
そもそも A級犯罪とは 平和に対する罪の事で作られました。
この「平和に対する罪=A級犯罪」を扱えるのは、
連合国11カ国が共同で日本人指導者28名を裁いた東京裁判のみだったのです。
つまり「A級戦犯」とは、東京裁判の被告人のことを指すのです。
A級裁判では開戦という高度の政策決定に関与したかどうかが争われたため、
被告人は閣僚や陸海軍幹部などの国家指導者となっていました。
社会的地位や肩書でいえば、
BC級犯罪の罪に問われた被告よりもA級犯罪の被告のほうが大物という事になります。
他方、連合国側が各国ごとに実施したBC級戦犯裁判は、
B級とC級の残虐行為だけを追及する軍事裁判だったのです。
先日 「私は貝になりたい」 と言う映画を見ましたが
BC級裁判を扱う裁判でした。
普通の正直者の兵士が 上官の命令により 捕虜に対して残虐行為を行うのですが
本心は 決して残虐行為をしたかったわけではないのです
もし 上官の命令を背けば 軍法会議にもかけられてしまいます。
軍隊では命令は絶対だったのです。
それで 本意ではなくとも 捕虜に対する残虐行為を行ったことで
戦後捕らえられ それで 死刑になった人も多数居たのです。
彼らの多くは 処刑間際まで 無罪を主張していましたが 連合国には認めてもらえなかったのです。
この映画を見た時にも 戦争犯罪者を裁くのは問題があるなと感じてしまいました。
これらの戦犯になった方々がなぜ、
どのようにして靖国に合祀されたのか????
靖国は国家に殉じた英霊を祭神として祀る神社であり、
戦時中、多くの日本軍人が「(死後に)靖国で会おう」と約束して亡くなったのです。
要するに、靖国に祀られることで、当該人物が殉国者であり、
その死に尊い意味があることが証明されるのです。
刑場の露と消えた戦犯受刑者たちも同様で、
すでに占領期から遺族たちは戦犯の合祀を切望していました。
其の結果 彼らは合祀されることになるのですが
その話は
明日に続く、、、。