EXECUTIVE BLOG
2021.3.19
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは
桜田門外の変で 井伊直弼大老が殺された話の 裏話でした。
なかなか教科書だけでは分からない話が隠されているものです。
首が持ち込まれた藩邸が 彦根藩の隣の三上藩でしたから
誰もが井伊直弼の顔を知っていました
そこへ 彦根藩の人間が出向き 部下の首を取りに来たと平然と嘘をつくのですし
相手もそれを分かっていながら対応すると言う所が面白いですね
それには相当幕府からも圧力があったのだと思います。
さて そこからが又大変な事が続くのです。
井伊直弼は 確かに水戸浪士達から襲われはしたが 怪我で寝込んでいると
い事になっていますので
各藩の大名たちは お見舞いに行かなければなりません
情報操作により 死んでいない事になっているので 本当に怪我だと思い
見舞いに来る人もいますが
幕府の老中たちは 真相を知った上での見舞いです
見舞いに行く方も行く方ですが 対応する彦根藩側も大変だったと思います
しかし これは 昨日書いた言うに 跡目を決めないうちに 死んでしまうと
お家断絶になってしまいますし 幕府としても 大老家がお家断絶など出来ないと
考えていたので 猿芝居を打つしかなかったのです。
事の真相は 幕府には入るのは当然ですが もう一つ真相を知っている藩がありますね
それは
当事者の水戸藩です
事件後当然水戸藩には 大老の首が取られたと言う一方は届いています。
しかし 幕府が認めていない以上 大老に怪我を負わせた藩という事になり
お詫び兼ねてのお見舞いに行かねばなりません
彦根藩邸では 血気盛んな家来たちは 水戸藩に仕返しに行こうとしているのです
何とか 家老たちがそれを お家の大事が一番と言うことで 抑えるのですが
その中に お見舞いと称して 水戸藩から家老たちが来るのです。
水戸藩の家老たちも そんな彦根藩に行くわけですから 見まいに行ったが最後
そく 敵討ちに遭い 殺される覚悟で出かけたと思います
待機している彦根藩の侍たち そこへ行く 水戸藩の侍
また そこで惨劇が起きる可能性は十分ありましたが
なんとか 水戸藩も白々しくお見舞いの言葉を終えて 心臓がバクバクしながら
帰ったのだと思います。
こういう事で一応 事件は終わったようですが
これで終わったわけではないのです
彦根藩邸の中では
その後
あまりに可哀そうな出来事が待ち受けていたのです。
それは、、、
明日に続く、、、、、。