EXECUTIVE BLOG
2021.2.15
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは 情報の大切さの話でした
情報は発信するだけでは意味が無く 収集して分析して行くことが
大切だという事なのです。
江戸時代の 藤岡屋は それを見事に商売にしていました。
どんな噂話も買いますと言う所が庶民にうけたのでしょう。
一方ではそれを利用する人がいたのも事実です。
くだらないと思われる噂話でも 一方では価値ある話になるのです
江戸居留守役が情報を買ってたと言う話が残っていますが
それが 単に政治や経済の話だけではなかったのだと思うのです
江戸時代は政略結婚が多数ありました 権力を確実なものにするために
利用されていました。
確か11代将軍は56人もの子供を 次々に有力大名家と結婚させていましたよね
藤岡屋に持ち込まれる話の中には どこどこ家は後継ぎが産まれないとか
どこそこに年頃の娘が居るとかの情報も寄せられていたのだと思うのです。
そう考えると 藤岡屋は今でいう所の結婚相談所的な仕事もしていたのではと
想像してしまいます。
いつの時代も情報の活用は重要なビジネスネタですね。
それで 昨日の話の続きですが
会社の会議後に 「5分時間ください」 と言ったのは
まさに 江戸の藤岡屋の発想と同じことで どんなくだらない情報でもよいので
教えてくださいと いう事だったのです。
会議で頭がカッカするなかでのその5分は それぞれ良い意味でクールダウンにも
繋がっていたようで
○○さんの息子が大学に行くとか ○○さんの婆さんが骨を折ったとか
様々な情報がだされたのです。
出す方からすれば こんなどうでも良い噂話的なものを と思い話をしているのでしょうが
どうでも良い話でも一方ではそれが重要な話になることが多々あるのです。
例えば ○○さんが結婚するんだって と言う話を もし私が聞いたとすれば
であれば新居はどこなのか?引っ越しの手配はできたのかな? と思うでしょうし
保険屋さんであれば 補償内容の高い保険に乗り換えた方が良いのではとも思うでしょうし 結婚式場はどこにするのかとか 家具は買ったのかとか
立場が違えば大変重要な情報となり得るのです。
ですから 私は その5分の時間を大事にして とにかく先輩たちからの噂話を
聞き取り それを集約して 必要な情報をどこに持ち込めば喜ばれるか?
と考えながら行動していたのです
先日も 書きましたが 営業の極意は
「小さな親切大きな成果」 だと 考え
単に営業訪問するときにも その訪問先にとっては有難いと思われる情報をお持ちしていたのです。
ここで 単純接触の法則を実践していたのです。
これを繰り返しているうちに 相手からも信用され重宝がられているうちに
商談へと持ち込むことが出来たのです。
もし 訪問時にこちらからのお願いばかりをしていたらどうなっていたでしょう?
面倒な奴が何回も来やがってとの印象を受けたと思います。
新人の頃でしたから なおさら効果的だったような気がします。
「気が利くね」 と言われた時は大変嬉しかった事を思い出します。
今では 色々な会社からの営業電話や訪問を受けますが 大体が一方的に
商品の案内とかで
提案がありますと言うのでよくよく聞いてみると 今付き合っている所よりも
コストを下げますと言う営業が大半な気がします。
もう少し気が利いた営業はいないのか?と思う事があります。
先日車の定期検査に出した時 その車のメーカーの掛け時計を買うので 納車の時に
持ってきてと頼んだことがあったのですが。
担当の営業マンは 頼まれたから この時計を持って来ましたというので
もし 僕が営業マンだったら 「頼まれた時計もお持ちしました 電池で動く時計でしたから 乾電池も途中で買ってきました」 と言うよと
例え相手から電池はある と言われても そういう気を遣ったのだと好印象を
与えるから 営業は常に相手に気に入られることを考えたほうが良いと話をすると
その話を聞いた 担当営業は 「今から電池買いにいきますと」 と言うのです。
そこでちがうだろ 言われる前にするから効果的なんだよと教えたのですが
まだまだこの手合いの営業は他にもいるなと思ったしだいです。
そんあ話で 話はどんどん逸れていますが
情報だけではダメなのだと言う話に
続かなければなりません
その話とは、、
明日に続く、、、。