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社長&顧問ブログ

2020.4.2

総裁激怒したわけは??

高光産業株式会社 妹尾八郎です。

 

昨日からの続きです

 

昨日までは

共同物流をするにあたり

メーカー主導で行おうとするが

総論賛成各論反対の意見がでて なかなかまとまらず

結局は メーカー主導の共同物流が行われなかった、

 

それに反して 卸店主導で行えば良いと言う発想が生まれるのですが

どうしても 物流は各メーカに委ねられていると言う常識的な

考えから 卸業者側からは なかなか良いアイデアが産まれてこなかったのです。

 

であれば

引き取り物流にすることで 卸店側の荷受けが卸店の都合で行う事が出来るでは

無いかとの発想も産まれるのですが

 

引き取りに行く 人員はトラックの手配は どうするのか?と言う問題に

ぶつかってしまうのです。

 

これでは 改善の余地が無いように思えます

 

しかし

これは それまでの業界の常識を基に考えるとそうなるのです

 

毎回 書いていますが その常識を打ち破らなければならないのです。

 

そして そのアイデアを考えることになるのですが

これも 結果からみると そんな事当たり前だ 皆思いつく発想だと

言うような内容です。

 

しかし それまで誰も思いつかなかったのです。

 

何か新しい事をしようとすると必ず こういうケチをつける人が

でてくるので 

そこは 実践して先に成功させるしかないのです。

 

まあ この時の 経験から 特許を取得しなければならないと思うことに

なるのですから

こういう経験一つ一つが無駄にはならないと言う事なんですね。

 

そこで 私はどう動いたかを書く前に

 

こんな話がありました

 

昔 電電公社と言う会社があったのですが これは国営企業でした

後に この会社は民間企業となり 会社名が 皆さんご存知の

NTTとなって生まれ変わるのです。

 

それまでの役人体質から民間企業になったことで 色々な無駄を省いて

行ったたそうなのですが

 

それを象徴する

こんあな逸話があります。

 

 

ある時 一人の小学生からの投書が NTTの総裁の手元に届きました

 

そこに書いてあったのは NTTの電柱の中に 鳥が落ちていて可哀そうだ

何とか 電柱の頭に蓋をして 鳥が落ちないようにしてほしい と言う

内容の手紙だったのです。

 

それを 見た 総裁は 担当役員 部署の人間を呼び

この内容を伝えて 鳥が落ちないように 電柱に蓋をするように

話をしたのです。

 

その時 その話を聞いた 役員他担当者は 

一同に

それは 無理です! 一体日本全国に 何本の電柱があると思っているのですか?

と返答したのです。

 

当時は 役員も 担当者も 電電公社時代の人間です

すなわち殆どが元役人だったと言うことになります

 

一方 民営化になった時の 初代総裁は 民間企業出身で もともと

造船会社に勤務していた 一介のサラリーマンでしたが

数々のアイデアと社内改革をすすめ

二流企業だった造船会社を 業界トップに押し上げた方でした。

 

それを 認められて 電電公社民営化の為に送り込まれた人物だったのです。

 

その総裁が

先ほどの 質問の回答を受けた時に 

元役人だった 取締役や担当部署の人たちに

激怒したのです。

 

役員や 担当者は 日本中に相当数の電柱がある事 

そして そこに全部蓋をするとなると

機材や新たな人の手配で 莫大なコストがかかりますよ

 と

彼らからすれば 凄く当たり前の事を答えたのに

 

何故 総裁が激怒するのかの意味を理解することが出来ませんでした

 

単なる思い付き 民営化になった事への人気稼ぎのパフォーマンスと

思ったのです。

総裁のわがままと思ったのです。

 

しかし 総裁はそんな方ではありません

 

では 部下が語った凄く当たり前の回答に対して 

 

何故激怒したのか??

 

この答えも 聞いてしまえば当たりまえの事ですが

今までの慣習常識に囚われてしまうと見えてこない事が

あるのです

 

それでは カイゼンにはなりません

 

一体

何故 総裁は激怒したのか?

 

そして 当たり前を当たり前と思わない考え方で

先ほどの 卸業者に対して 私は そのような物流合理化案を提案したのか??

 

その話は

 

明日に続く、、。

 

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