EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2020.3.31

総論賛成各論反対の先を読む

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

ジャストインタイム方式の物流を卸業者に取り入れさせようと

のビジネスモデルの構築を思いつくと言う話でした。

 

メーカーさんは 生産方式の中で合理化を展開しやすいのでしょうが

 

卸店は 沢山のメーカーや沢山の小売店を抱えており なかなか

それらを調整しながらの合理化は困難なようでした。

 

沢山のメーカーがそれぞれの都合で商品をお届けするのですから

朝から午後まで 入庫するトラックで 荷受け場所は大混乱してました。

 

 

大きな敷地を持つ卸店はなんとか 都合つけながら荷受け作業を

行っていましたが

敷地が狭いところとなると 周辺道路まで 荷受け待ちのトラックで溢れ

地域住民にたいしても迷惑をかけることなっていました。

 

これらの事を解決するにはどうすれば良いのか?

それを解決できれば 卸業の合理化にもつながると考えたのです。

 

 

それを解決するには?

考え方としては簡単なアイデアがあるのです

それは

卸業者がすべての取引あるメーカーに 自社便で引き取りを行えば

良いのです。

 

しかし それは アイデアとしては良いですが 実行に移すには

問題が多すぎました

 

当たり前ですよね

沢山のメーカーに商品を引き取りに行くのに 多くの社員とトラックを割かなければなりません。

現実問題それは無理な話です。

 

これに関連する話ですが

 

単純な 話として 当時

メーカーが大同団結して 共同配送の仕組みを作れば良いではないかと

言う動きがありました。

 

ある大手物流会社が音頭を取って この仕組みを構築するための研究会を

立ち上げ 莫大なコストをかけて研究を続けていました。

 

これが出来れば問題はないのです

大手コンサルが当時 これが最高の解決方法だと自画自賛されました。

 

しかし なかなか話は進まないのでした。

 

各メーカーも同調はするのですが

会議によくある 総論賛成各論反対の論議になり

なかなか 前に進まないのでした。

 

研究会に出ている担当者は この仕組み作りに前向きでした。

 

これが完成すれば メーカーから卸までの物流の合理化が完成し

お互いの合理化につながるはずでした。

 

しかし 当時は成り立たなかったのです。

 

これが やっと実現するのは これから40年も後の この数年でした。

 

では

 

何故 こんな夢の仕組みが 40年前に成り立たなかったのか?

 

大手が頑張って大金をつぎ込んでも出来なかったことを

当時の私は 問題点を発見し 成功へと導くことが出来たのか?

 

現代の様に ITが普及する40年も前に 大企業でも諦めた

この仕組みを

どのように進めたのか??

 

その話は

明日に続く、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

 

高光産業株式会社 妹尾八郎監修の書籍

 

高光産業株式会社 妹尾八郎監修の書籍(Amzon)

次の記事へ
前の記事へ