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社長&顧問ブログ

2020.3.30

先を読む

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までの話は

今から約40年前の話です。

 

40年も前に物流の仕組みを変えて行く話です。

 

そもそも あるお得意様のメーカーが トヨタかんばん方式を

取り入れたことから

物流の仕組みも変わり 

在庫を減らし 最終的には 物流拠点までも無くしてしまう仕組みを

完成させていくのですから

我々としては 大変な話でした。

 

しかし そのことを前向きに捉え 向かって行くことで

新しい仕組みを考えて行くのです。

 

トヨタかんばん方式は そもそも トヨタが産み出した方式ですから

他の業種業態には 不向きかと考えていました

 

その時に 閃いたのが ジャストインタイムの方式です

メーカーでは これが見事にシステム化されていて

工場のライン上で 組み立てる部品を 作業員が一つ取ってライン上の

商品に組み込んでいるときに 次の部品が調達されているのです

 

今まであれば 作業員の周りに 沢山の部品が保管されていたのですが

かんばん方式が完成された後は 一つ使ってそこには部品が無いのですが

商品に組み込んで 振り返った時には きちんと又そこには一個の部品が

用意されているのです。

 

夢のような仕組みです。

そこまで持って行くのには 長い間の研究と実践があっての事なのです。

 

その仕組みを折角学んだのですから これを 他の企業にも進めたいと

考えたのでした。

 

そして 考えたある方法とは何か?になるのですが

 

昨日までに書いたように 卸屋さんは 沢山のメーカーから仕入れをしています

 

毎日沢山の商品が 朝から次から次に配達されてくるのです。

 

メーカーは 卸の都合よりもまず 自分の都合で 配達先ルートを決めて

配送するので 

その卸店が 朝一番に 商品が欲しいと思っていても メーカー側の都合で

それが 午前の遅い時間になったり 場合によっては 午後になる場合もあるのです。

 

それを待って 入荷してから小売店に届ける作業をしていたのでは

今度は何時に納品できるか分かりません

 

それだと 消費者が困るのです。

 

ですから 卸店は 多め多めに在庫を持つことになるのです。

 

しかし これだと 資金化されるまでに時間がかかるので

結局は卸店の経営を圧迫することになっているのです

 

でもこれは 仕方がない事だと皆考えていました。

 

当時はこれが常識だったのです。

小売店や消費者の為には 必要以上の在庫を持って対応していくしか

なかったのです。

 

何度も申しますが

当時の常識は 卸店まではメーカが配達する 小売店には 卸店の営業が

配達するという事なんです。

 

そこで 私が考えた 常識を覆す ジャストインタイム方式物流の話になるのですが

 

卸店までメーカーが配達すると言う それまでの常識を覆し

卸店が メーカーまで引き取りに行くと言う考え方にしたらどうなるか?

と言う仮説を立てたのです。

 

実際は 卸の方が 引き取りに行くのは大変なので その仕事を私が代わって行うのです。

 

ここで問題になるのは それだと卸屋さんにコストが発生するではないか?

と疑問がおきますよね

 

それだと 卸屋さんはますます経営が苦しくなりますし メーカー側からしたら

しめしめと思うだけです それは 物流コストがかからないからです。

 

これでは 一方的にメーカーだけが得する話になります。

 

これではだめなんです。

 

では 

 

どうするか??

 

まだまだ 先があります

 

その話は

明日に続く、、。

 

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