EXECUTIVE BLOG
2023.9.10
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは ITの話でしたが
今日からは 又戻りまして 日本の縁起物の話で
松竹梅は 何故縁起が良いのか?? と言う話になります。
おさらいになりますが
松竹梅の由来となったと言われている歳寒三友は、中国の宋の時代(960-1279)ごろから使われ始めた画題でしたね
言葉の意味としては「歳寒」は寒い季節の事つまり冬を示しており、
「三友」はその寒い季節にも立派に緑を茂らせる松と竹、
綺麗な花を咲かせる梅を示していまして
「厳しい寒い季節にも耐える三つの友」として、
文人の理想とされる「清廉・潔白・節操」を表現する画題として認識されていたのです。
これらの植物は三つまとめて、
もしくは単品でも画題だけでなく、彫刻や染物、詩文など様々な分野で好まれて使われました。似たような言葉には雪中四友という言葉もあるようです。
松が何故縁起が良いかの話は 前に書いていますので そちらをご覧いただければと思います
で 次に縁起が良いとされている 竹になります
竹は地下に地下茎というものを張り巡らせて、
そこから新芽がどんどん生えて成長し真っ直ぐと伸びる事から子孫繁栄の象徴とされてきました。
門松に用いられる竹は、
竹の節を跨いで斜めに切られて飾られる事が多いですが、
この斜めに切った竹を「そぎ」と言うそうです。
ことわざに「笑う門には福来る」とあります。
これは、家の門に笑っているような門松を置く事で福が来るというのが由来だと思っていましたが
実はこれは間違いだったのです。
ことわざの門とは家庭や家族や一族を表す言葉だそうで、
その意味は
「笑いの絶えない家庭には幸運が訪れる。」というものであり、
竹や門松は全く関係なかったのです。
しかし語源には関係ありませんが、
現代日本で門松はその笑ったような竹の見た目で、
家に幸福を招く縁起物として扱われる事が多くなったといわれています。
確かに 竹の斜めに切ってみてみますと 笑い顔のように見えますね
では
梅は何故縁起が良いとされるのか???
は
又明日に続く、、、。