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社長&顧問ブログ

2021.3.30

美しくも悲しい物語へ、、

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです

 

昨日までは

靖国神社の中にある 遊就館での話でした。

遊就館の中に入ると

江戸の国学者の 本居宣長の和歌が掲げてあり

その 和歌が

「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」と言う歌で

これだけを読むと 美しい和歌だなと思うのですが

 

この歌が 何故 遊就館の入り口に掲げているのか?

この遊就館は 靖国神社運営の記念館ですから

戦争に関する遺品などが多く展示されているのです。

 

ご承知の通り 靖国神社は英霊を祀る神社です

そことは 一見関係なさそうな和歌に見えるのですが

 

この歌は戦時中は 戦意高揚に使われていたのです。

本居宣長は 戦意高揚のために 和歌を作ったのではないのですが

その意味は後回しにするとして

何故この歌が 戦意高揚なのか??ですが

それを紐解いてみます。

歌にある 敷島とは 日本国を意味するのです。

ですから 簡単に言いますと

この日本国において 大和魂とは何か? と 人から聞かれたならば

それは 朝日に照らされて美しく咲く山桜の様であるがそれは一瞬の美しさである

と答えますよ

と言う意味なのです。

 

これが太平洋戦争が始まり

桜の様にパッと散り行く姿が美しいのだから

日本を守るために 国に短い命を捧げて敵艦に体当たりして

見事に散りましょう・ 的な意味に使われだしたのです。

 

軍歌の中にも

同期の桜と言う歌がありまして

その歌詞は

 

「貴様と俺とは 同期の桜 同じ兵学校の 庭に咲く

咲いた花なら 散るのは覚悟 みごと散りましょ 国のため」

 

です。

https://www.youtube.com/watch?v=DEkqLqnuMq4

 

ここでも 桜が使われ 見事散ることが美しいと宣伝の為に

使われたのです。

 

美しく咲き パッと散る様を 戦意高揚のために使われてしまったのです。

 

太平洋戦争時代に この桜のせいで 多くの兵士の命が簡単に奪われて行くこと

なるとは 本居宣長も 想像すらしてなかったともいます。

 

そして

 

この歌の中にある 敷島 大和 朝日 山桜 と言う言葉が

後に 特攻隊の戦隊の名前に使われてしまうのです。

 

そして

最初の攻撃隊になったのが 敷島隊で

 

これを指揮したのが 関大尉と言う軍人でした

 

彼がどういう思いで 特攻隊に志願し 敵艦に体当たりしたのか??

 

その後 彼は 軍神となり国家的な英雄となるのです。

そしてその母も 神の母として英雄となるのですが

この親子に

美しも悲しい物語があるのです

 

涙なくしては語れない物語です

 

それは

 

明日に続く、、。

 

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