EXECUTIVE BLOG
2022.8.26
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 幕末において 幕府軍が勝利していたら
歴史はどう変わったのか?? の妄想の話を書くところが
なかなか 進まず 幕末の奥羽越列藩同盟の話になってしまいました。
その前が 大政奉還の話でしたね
で 大政奉還の様子を書いた絵は 多くの方は教科書で見た事はあると思いますが
その絵が 今 どこに飾られているかを知っている方は少ないのではないでしょうか?
この絵が飾られているのは
聖徳記念絵画館なのです。
聖徳記念絵画館ってどこにあるか?を知っている方は少ないかもしれません
東京の方であれば 目にはしてると思うのですが なかなか中に入る機会は少ないのではと思います。
東京タワーやスカイツリーにも地元東京の人間はあまり行ってないと良く耳にしますね。
この聖徳記念絵画館は、
神宮外苑の中心的な建物で、幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示されています。
維持管理は宗教法人明治神宮の予算で賄われていて他からの援助は一切受けていないそうなのです。
当代一流の画家らが、史実に基づく明治天皇と皇后(昭憲皇太后)の遺徳を描いた絵画を年代順に展示しているのです。
ここに、日本史の教科書にも載っているおなじみの絵画が何点もあるのですが
その中の一枚が 大政奉還の絵なのです。
実物を見たい方は 是非 聖徳記念絵画館に行かれた良いかと思います。
しかし 明治天皇の関係で出来た記念館なのに 何故 聖徳記念絵画館と名付けられたのでしょうか???
実際のよみかたは 聖徳をせいとく と呼ぶそうです。
ですから 聖徳太子とは関係無いようです。
で
大政奉還の絵は 歴史的には有名で大体の絵の構図は覚えているかと思いますが
よくよく注意深くみてみると面白い点に気が付いたのです。
絵の内容は 徳川慶喜が 老中たち幹部を従えて 各藩諸大名に通達している絵で
大名たちは 慶喜からの通達で 皆頭を下げて謹んで話を受けているのですが
その中で 何人かが
頭を横に向けているような人が居るのです
これは 幕府を廃止して 将軍の権利を朝廷に返すぞという事に伝達ですから
始めて聞く大名からすれば これから一体どうなるのか??と不安になったと思うのです
それで 動揺した藩主が 周りの顔色を伺っているのではと
思うような感じに見えるのですが どうなんでしょうか??
今の様に情報手段がない時代ですから
殆ど情報も無く当日を迎えた大名もいたかもしれません、
あまりの突然の話で 動揺もするでしょうし 一体これからどうすれば良いのか??
の感情をこの絵に作者は書いたのかもしれませんね
で 興味があったので この絵の作者を調べて見たところ
邨田 丹陵 と言う人で 明治5年生まれで この絵を描いたのは昭和10年だったそうです。
興味ある事には この方は 徳川御三卿の一つの田安徳川家の家臣の子孫だそうです。
幕府崩壊後は家臣たちも一気に職を失ったわけですから
きっとこの作者のお父様もお爺さんも相当ご苦労されたのではと思います。
自分であれば ショックだっただろうの思いが この絵の ちょっと横を向いた大名に表したのではと思ってしまいます。
で またまた話が逸れてしまいましたが
そのまま 幕府側が 戊辰戦争に勝っていたなら
その後の日本はどうなっていたのか?????
は
明日に続く、、、。