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社長&顧問ブログ

2019.7.19

長崎大水害

高光産業株式会社 妹尾八郎です。

 

 

梅雨が長引いていて さらに 今週末には

台風が近づき 災害級の大雨が降るとの予想も出ています。

 

雨が降ると 思い出す出来事があります。

 

先ず 昭和57年、723日から翌24日未明にかけて、

長崎県長崎市を中心とした地域に集中豪雨が発生しました。

 

 

私は 昭和56年まで 長崎に住んでいて その翌年の出来事です。

 

 

その前日まではそんなに雨が降っていなかったのですが

 

雨がひどくなるということで 長崎の友人に 昼過ぎに電話をしていて

注意を喚起したのですが、

 

電話をしていた時はそうでも無い様子でしたのに

急に友人が 

電話中に 大声をだしわめきだしたのです。

 

 

私の友人は アパートの4階くらいに住んでいたのですが

 

何やら 外がとんでもない雨の降り方になってきてると言うのです。

 

そして 友人が 窓から外を見て

大変な光景を目にしたのです。

「車が水の中に沈んだ!!」 

「家の電気も消えた 停電なんだ!」

 

友人は こう叫びだしました。

 

ものの電話開始から5分ほどの間でしたので

 

そんなにいきなり 雨が溜まらないだろと

それは 又冗談だろ?と 私が言うと

 

友人は本気で叫びだし これは大変だ!と言うのでした。

 

その慌てぶりに 私も友人に

 とにかく 落ち着けと言いながらも 半信半疑で電話を終えて

福岡でテレビ見てみると

 長崎の大雨のニュースが流れだしました。

 

これは 大変だと思い

 

今一度 友人に電話をかけ

事の重大さを伝えようと電話をするのですが 繋がらないのです。

 

そのころは もちろん携帯電話なんてありませんから

通常の電話でかけるのですが

 

この異常事態に 皆が電話を使用したために 回線がパンクしたのです。

 

何度も何度もかけましたが 夜までまったくつながりません。

 

こちらも心配でしたが どうすることもできません。

 

テレビで流れてくる情報は 街中が壊滅的な状態です。

 

なんといっても 驚いたのが 

400年間なんともなかった長崎の眼鏡橋が

この大雨で 流されてしまったのです。

 

長崎の観光の目玉の あの眼鏡橋が流されたと聞いて

これは ただ事ではないと思いながらも

なすすべも無く ただ 安全無事を願うしかありませんでした。

 

思案橋も 2メートルくらい水かさが増して

商店街も水没してしまったと伝わって来ました。

 

後から聞いた別の友人の話のよると

バスで帰宅途中に 道路の水嵩がまして 皆 窓から バスの天井に這い登り

たまたま バスが流されて 歩道橋のところまで来た時に

次に 歩道橋に飛び移り みんなで 協力して乗客を歩道橋に移したと

言うことでした。

 

水嵩が増した 思案橋は その一年前まで 私が住んでいた街でしたので

もし そこに居たらもしかしたら濁流に流されていたかもしれませんでした。

 

 

日が過ぎて 被害状況が分かってきたのですが

その時の死者は300人ほど出たそうです。

商店街の地下に居た人は 濁流で脱出できずに亡くなったかたもいたようです。

 

日照りも困りますが 豪雨も本当に怖いです。

ここ最近の豪雨であちこちで被害が出てますよね。

 私は、この時は 水害の被害にあわずに済んだのですが

 そのあと数年後 私自身も濁流にのまれる

恐怖体験を味わうことになるのです。

 

その時 何が起きたのか??

 

続く。

 

 

 

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