EXECUTIVE BLOG
2019.7.2
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
高光産業ITへの道から何度も逸れてしまい、
昨日は 下宿から会社までの交通事情についてでしたが、
私の乗る電停の 家の町から会社のある銅座まで
長崎は市内電車で通っていました。
今では 市内電車は少なくなりましたが、
長崎は その市内電車が今でも残る街なんです。
その 長崎で どんなに早く電車に乗ってもいつも満員、
ついには6時半に乗ったのにも関わらず 満員であることに驚くのですが
その時間帯の電車の乗客は 殆どが大波止で降りることに気が付くのです。
なぜ 大波止でこんなに多くの人が降りるのだろうか?
周りに会社もそんなにない場所なです。
その理由が分かったのです。
実は 長崎は大きく市内に切れ込むように湾が出来ていて
大波止からの対岸に三菱重工の工場があるのです。
大波止で降りた多くの乗客はその大波止から次は
対岸の工場まで船に乗り換えて出勤していたのですね。
流石 三菱重工だけあって 労働者の数も非常に多いのです。
それで 朝早くから切れ目なく大波止まで電車に乗っていたんですよ。
日本の西の果てではあるのですが,
古来,この地で西欧との貿易が行われたことがきっかけと
なり,造船がこの地で発展して来て 数々の船の建造を手掛けた大工場なんです。
鎖国の時代に 長崎に出島があったことは
多くの方はご存知かと思いますが
長崎が海外貿易の拠点となるまではどこだったのか、
それは 続く。