EXECUTIVE BLOG
2024.4.11
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは鳥居の話しで
山口県に多いと言う 鳥居の上に石を投げて乗せる習慣があると言う話で
そう言われて見ると 私も 子供の頃 近所の友達と石を投げて遊ぶ事をしていました。
それを 昨日呼んだ方から「本当ですか??」 と驚かれたので
これは 全国的な習慣ではなく 地域特性があるのだと分かりました。
今度色々な神社に参拝するときに 鳥居の上を気を付けて見てみたいと思います。
由来は分かりませんが あんな上の方の狭い場所に 石が乗ったら 縁起が良いんだよ
と言う 子供の遊びが始まりだったのではと思います。
これが 古来の神事に繋がるのかどうかは 分かりません。
と言う事で 話は 靖国神社に戻らなければなりません
神社の多くの鳥居が南向きですが 靖国神社の鳥居が東を向いているのは 何故か???
です。
単に 其の地形上そうなったのでは??とも考えてしまいますね
行かれた方は分かりますが 神社の敷地が 東西に長いので 自然 鳥居は設計上
東を向くではないか、 と考えてしまいます。
靖国神社の鳥居が東向きである理由には、いくつかの説があるようです。
その一つが神武東征の伝説です。
神武東征という伝説によれば、敵が太陽を背にして戦い、天皇側が敗れたため、
迂回して太陽を背にして東から攻めたとされています。
その伝説をもとに 東向きに立てたと言う説です。
しかし 私は これは後付けで やはり 敷地を見て
設計者が 「これは 東向きに鳥居を建てるしかありませんね」 と言う事で
そうなったのが 真実で 伝説はそれを正当化するための後付けでななかったのか??
と思ってしまいます。
そして
初代の鳥居は、靖国神社の創建50周年を記念して1921年に「日本一の大鳥居」として造立されたのです。
現在の鳥居は再建されたもので、初代よりも高さが4メートルほど高くなっているそうで25メートルほどだそうです。
寺院建築は時代により変遷があるようで、
飛鳥・奈良時代や平安前期のように大陸文化の影響を強く受けている寺院は、
基本として南面で建てられているようです。
中国では「王者南面」といい、
宇宙の中心とされる北極星の方位である北は上座とされます。
それで、北を背にして南を見るように、宮廷建築なども作られたのだと言う事です。
日本もその例にならい御所の配置はそうなっていて
京都御所は西が右京、東が左京となるのもそれが理由のようです。
京都に行って地図を見る時に 東側が左京区なのが不思議に思っていましたが
理由はこういう事だったのですね、、、。
こうなると お寺はどうなるのか???
にも新たな興味が湧いてきます
その話は、、、
明日に続く、、、。