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社長&顧問ブログ

2019.6.11

高光産業株式会社ITへの道

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続き、

 

成績優良者でもない私が なんと 政府系の金融機関に入社させて頂くことになり

 

そこで学んだことが 25年後のITの世界で役に立つとはその時は考えていませんでした。

昨日書いたように 商工中金のメインの業務が 事業協同組合に貸し出しを行い

個別中小企業は組合から転貸融資を受けることを特徴としていました。

 

簡単に言えば 中小企業一社では 多額の事業資金を借り入れる事ができなくても

 

複数社が集まり事業組合を設立して多額の事業資金を借りれるのです。

みんなで借りれば怖くない的 な発想ですかね。

 

この協同組合方式 世の中 いろいろなところで活用されてますよね

共同購入とか がそれです。

トータルでメリットを出す仕組みなんです。

 

さて

時代が 変わり ITが2000年ころから普及し始め 各社ホームページをまず

作成するようになりました。

 

今では 会社案内すら作らず ホームページのみでの対応と言う会社も多いです。

 

ご多分に漏れず 私も 2000年頃には ITの話を耳にするようになったのですが

 

最初はホームページなんて必要なのかな? そもそも それは誰が見るんだろうとしか

考えてませんでした。

 

 

 

当初私は そもそも文系の人間ですから ITという横文字でなんか理科系的なことからは

逃げようと思ってました。

 

その少し前の時代には 世の中 パソコンではなく ワープロと言うものが

出てたのですが。

 

そのワープロですら使いこなすことができずに 買ったは良いが箱から出さずに

放置してたくらいなんです。

 

なぜ 機械音痴なのにも関わらず最先端のITを使うようになったのか?

使おうと考えたのか??

 

これは 歴史から学びました。

 

どうしても 人間は保守的な動物です。 今のままが一番良いのです。

何か 新しいことを始めるのは凄く面倒に思うのです。

 

明治維新で 海外から西洋文化が押し寄せても かたくなにその文化を拒否してた方が

多かったですよね。

 

着物文化も減ってきて それに伴い 草履屋さんもなくなる

 

石炭が最盛期の時は だれが 石炭財閥がなくなると思ったでしょうか?

教科書で 石炭成金が 料亭から出るとき 靴を探すのにお札を焼いてその明かりで靴を探す風刺絵とかありましたよね。

 

冷蔵庫が普及しだして 氷屋さんがなくなるなんて当時の人は考えてもなかったと思います。

ガソリンスタンドの数も減ってきました。

最近では もう財布すら必要でない時代になろうとしてますよね、

 

何が言いたいかと申しますと その時 その時に 時代の風が吹くのです。

 

その時代の風に逆らって頑なに今までのやり方を通すのも一つの手でしょうが

ほとんどは生き残れません。

 

2000年に ITの風が吹き始めたころ そのころの大多数の経営者、当時40代 50代の経営者は まだまだ ITの時代なんて来ないと思っていました。

 

私が 商工会議所の講演会で 2000年頃 あと数年もしたら

電話機を見ながら待ちを歩くようになりますよ

とか

電話機で電車にも乗れるし自動販売機でコーラも買えるようになりますよ。

と話をさせて頂いたら、

皆が大笑いをして

「電話見て何が楽しいんだ!? 電話は話すものだろうが!」

「電話で コーラが買えるんだって?? どこから百円が出てくるんだ!? して見せろ!」

と 笑われるは罵倒されるはで大変でした。

今この話を聞いた皆さんは そんな経営者がいたんですか? と

大笑いするでしょ?

でも事実なんです。

風の吹き始めは誰もわかりません、敏感に感じ取れるかがカギなんです。

 

頭の固い経営者は 知らないことが怖いのです。

だから そこに向き合おうとしないのです。

 

これはいつの時代もそうですし 今現在でも新しい取り組をまず否定する経営者が多いのですね。

 

日本で 新しい話を持ち込むと 必ずと言ってよいほど

「前例はありますか?」

 

と聞かれます。 私自身新しい発明をいくつもしておるので 事業化するときに

最初にぶつかる壁はこれです。

 

欧米は 前例がある話を持ち込むとあまり興味を示さないと言われていますよね。

 

日本人自身が超保守的な考えになってしまっているのです。

 

私も 本来であれば 新しいことはしたくないし 面倒だなと しかも

ITなんて 理科系の産物だろうと思ってましたし、

 

営業は根性と足で稼ぐものだと思い そう活動してました。

 

しかし 時代の流れに逆らてっては 駄目だ、 いくら向き合わず逃げていても

時代の流れと言う波は 逃げ足よりも速く襲ってくる。

そして波にのまれて死んでしまう。 となるのです。

 

だったら 向かって行こうと 自分の中にある保守的な敵にたいして向かって行こうと

その時決断したのです。

 

これも 数々の歴史が証明しています。

その歴史の中で

逃げていては駄目だと証明する歴史的事実を

見つけたのです。

 

それは 関ヶ原の戦いまで遡ります。

 

関ヶ原の戦いで 何を私は学んだのか??

 

なんだかわかりますか?

 

続く。

 

 

 

 

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