EXECUTIVE BLOG
2022.1.16
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 第二時世界大戦の時 独ソ戦で激戦が行われた
スターリングラードに行ってみたいと言う話でした。
スターリングラードは 現在 ボルゴグラードと言う名前になっていますが
その前はツアリチンという地名だったようです。
ツアー(ロシア帝国の皇帝の意)に関係しているのか、「皇帝の町」の意味が
あったのかもしれません
それが正しければ独裁者スターリンが皇帝に代わって自分の名前を付けるのも理解できますね。
今はボルガ川にちなんでのボルゴグラードですね。
昨日も書きましたが フランスの地下鉄の駅に スターリングラード駅があるのですが
ソ連が戦いに勝ったことを祝して その名前を付けたと言うのですが
スターリングラードがボルゴグラードに変わっているのに いまだに 独裁的な
スターリンの名前を使っていることに違和感を感じます
何故変えないのでしょうか??
因みに レニングラードは 今は サンクトペテルブルグとなっていますね。
さて そこで スターリングラードですが
この町で ドイツとソ連が激しい戦いをするのですが
当時の指導者の名前がついている スターリングラードを落とすわけには行かなかったのです。
それで スターリンがとんでもない命令を出したと言うのが今日の話になります。
そのとんでも無い命令の前に
この戦いについてです
スターリングラードは、石油を満載したタンカーの重要な中継基地であるばかりでなく、
鉄道輸送の一大中継基地にもあたっていたのです。
言わば、水陸での大補給基地であったという事になります。
ドイツとしては、宿敵ソ連の息の根を止めるには、
スターリングラードを落とし補給ルートを断つことが絶対でした。
どうしても、この都市を押さえねばならない理由がここにあったのです。
そのために、ヒトラーが集めた兵力は、途方もなく巨大なものになったそうです。
圧倒的な武力で スターリングラードを追い込むのですが
一方
この都市を絶対に落とせないスターリンは
ソ連国防人民委員令第227号を発令するのです。
これは 簡単に言いますと 一歩も下がるな!と言う命令なのです。
以前に私は スターリングラードの戦いと言う映画を見た時に
圧倒的な ドイツ軍に対して ソ連兵が突っ込むシーンがあるのですが
3人一組で組ませて そのうちの一人だけが鉄砲を持っており
もし この兵が倒れた場合は残りの二人の内の一人がその銃をもち
突っ込み 又 この兵が斃れると次の一人が突っ込んでいくのです。
しかし
圧倒的なドイツ軍の攻撃の前に 自陣に引き返そうとする兵たちがでるのですが
なんと あろうことか 敵の攻撃から逃れて戻ってくる兵士を
味方である ソ連赤軍の兵士が彼らを撃ち殺し始めるのです
味方を助けるのではなく 撃ち殺すとはなんたることか
これがスターリンの命令だったのです。
またこの命令は 兵士だけでなく この町で暮らす住人迄適用されて
住民達も 街中が爆撃される中 逃げる事も出来ずに
次々に亡くなっていくのです
これにより 兵士の士気を高めようというスターリンの考えだったのです。
しかし この命令により 最終的にはソ連軍が勝利を掴む事になるのです。
という事で
今回のスターリングラードの話は
終わりで
明日は
ワーテルローの話になるのか???
は未定ですが
明日に続く、、、。