EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2022.10.28

挑戦

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは トヨタかんばん方式の話でした。

かんばん方式を導入した企業の多くは 業績も伸ばしているようですが

結果をみれば そうなのですが

導入初期は どの会社も相当の抵抗が起こっていたようです。

 

それはそのはずで 今まで自分たちが信じていたことが 頭から否定され

生産方法を変えられてしまったからです。

 

生産には長いベルトコンベアを通して何人もの手が加えられて商品が完成する

のがそれまでの常識だったのが

一つの製品を一人の人間で生産してしまおうという発想ですから

ベテランになればなるほど

「そんな事できやしない!」 と思ってしまうのです。

 

そこを一つのカイゼンではなく 次々にカイゼンを重ねる事によって

今まではあり得ないと思えていたことが出来てしまったのです。

 

一社でも成功事例が出ると 後はそれに追随する企業が出るのが世の常です。

 

自分が最初に 始めようとしないのが日本的な風土のような気がします。

 

我々が新しい提案をしにいきますと

殆どの会社から 「前例はありますか?」 と成功事例を教えて下さい 的な

事を言われる事が多いです。

 

結論から言いますと 前例や成功事例を何度も聞いてくる会社は 結局は

取り入れないケースが多いです。

 

成功する経営者のタイプの多くは

「自分が成功事例を作る」 と言われる方が多かったです。

 

自らチャレンジャーとなって 率先垂範することが必要だと思います。

これを 部下にどうか? と振ってしまいますと

部下は 面倒な事は引き受けたくないし 自分の仕事が増えると考えてしまうと

出来ない理由ばかりを並べてきて

それを 真に受けた経営者は折角のチャンスを逃している事が多いような気がします

 

今起きている ロシアによる侵略戦争も 当初のプーチン大統領の思惑とは違い

かなりの苦戦が伝えられています。

正しい情報がかれの元に届いてないと言われています。

そうなりますと判断は狂ってしまいますね

 

全てがイエスマンでは困りますが チャレンジするときは リーダーが率先垂範すべきだと思います。

 

この生産方式の改革も トップが決めて現場に下してきますから

部下たちも失敗を恐れずに改革に取り組めるのだとおもいます。

 

これが 下から提案を上げると 失敗した時に責任を負わされるのではと思って

しまい慎重になってしまうのだろうと思います。

 

良く言われるのが 役所や金融機関は人事は減点主義だが

たしか ソニーとかホンダは 失敗の数が多いほど改革に取り組んだという事で

評価されると聞いたような気がします。

 

私の地元の ある大手家具メーカーの会長と先般面談して事がありましたが

部下には思い切った提案を出させているようで

その人が何億円の失敗をしても 決して叱らないというのです。

そうなりますと 人間は その事が励みになり 更に一層努力することで

新しいサービスを見つけ出し それが大当たりして 失敗した金額以上の利益を

もたらしていると話を聞きました。

 

確かに その会社の社員さんたちは 活き活きと仕事しているのが印象的でした。

 

失敗を恐れずに事を進めるのは本当に怖いですが

逃げていては滅びるのが世の常です。

 

永野修身海軍軍令総長は 開戦の時に 米軍に勝てるわけがないとの意見が

多く出たさいに 戦わずして負けた国はその後全て滅んでいる と言ったそうです。

 

戦争においてはあまりに多くの犠牲を伴いますが 実際日本はその後見事な復興を

果たしたのも事実です。

 

逃げずに戦う

 

でこの仕組みを 私もピンチと思うのではなく

チャンスに変えて行った話は

 

またまた

明日に 続く、、、、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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