
EXECUTIVE BLOG
2026.9.21
高光産業株式会社
妹尾八郎です
昨日までは
約20年前に考えた「人と人をつなぐ」特許と、
最近取得した人材に関する特許第7529332号を組み合わせることで、
どのような新しい仕組みが生まれるのかの話しでした。
しかし最後に、
どうしても書いておきたいことがあります。
私がこの仕組みで実現したいのは、
単なる人材紹介でも、卒業生名簿のデジタル化でもありません。
私には、もう一つ大きな思いがあります。
それは、
少子化や入学定員割れによって、
経営に苦しんでいる学校を助けたい。
ということです。
学校には、すでに大きな財産があるのです。
少子化が進めば、
学校は限られた若者を奪い合うことになります。
入学者が減る。定員を割る。授業料収入が減る。
そして、
学校経営そのものが厳しくなっていく。
しかし私は、
学校にはまだ十分に活用されていない、
大きな財産があると思っています。
それが、
これまで社会へ送り出してきた卒業生です。
何十年もの歴史を持つ学校なら、
数万人、場合によってはそれ以上の卒業生がいます。
経営者もいる。技術者もいる。専門家もいる。
転職を考えている人もいる。人材を探している人もいる。
起業したい人もいる。誰かの役に立ちたい人もいる。
学校最大の財産は、校舎や設備だけではありません。
学校が長い年月をかけて育ててきた「人」なのです。
その人たちが「母校へ戻ってくる理由」をつくるのです。
ただ、
「卒業生なのだから母校を応援してください」
と言うだけでは、
なかなか人は戻ってきません。
そこで私は、発想を逆にしたいのです。
母校へアクセスすると、自分にとって役立つことがある。
仕事を探したい。転職したい。人材を採用したい。
起業について相談したい。専門家を探したい。
昔の友人や先輩・後輩とつながりたい。
そうした自分自身の課題を解決するための入口を、
母校に置くのです。
必要なサービスを受ける時には、
まず母校のプラットフォームへアクセスする。
すると、卒業して10年、20年、30年経った人も、
自然に母校へ戻ってくるようになります。
「母校を見る」ことが習慣になれば、関係が変わるのです。
ここが、私は非常に大切だと思っています。
人は、
何度も接するものに、少しずつ親しみを感じるようになります。
最初は、
転職情報を見るためだったかもしれない。
次は、
人材を探すためだったかもしれない。
しかし母校へアクセスするたびに、
現在の学校の様子が目に入る。
後輩たちの活躍を知る。学校の新しい取り組みを知る。
昔の友人の近況を知る。
「こんな研究を始めたのか。」「後輩たちが頑張っているな。」
「懐かしいな。」
そんな小さな接触が、何度も積み重なっていく。
やがて、
単なる卒業した学校だったものが、
もう一度、「自分の母校」
になっていくのではないでしょうか。
しかも、母校に来れば「自分の課題」も解決するのです。
私は、
ここがこの仕組みの面白いところだと思っています。
学校のためにアクセスするのではありません。
まず、自分のためにアクセスする。
ところが、
母校を訪れているうちに、
仕事が見つかる。必要な人材と出会う。
相談できる先輩と出会う。新しいビジネスパートナーと出会う。
後輩を採用できる。自分の経験を必要としている人とも出会う。
つまり、
「母校との単純接触を重ねているうちに、自分自身の課題まで解決していく。」
そんな仕組みをつくりたいのです。
私の構想は、一つの学校だけでは終わりません。
A大学には、A大学の卒業生がいる。
B大学には、B大学の卒業生がいる。
高校にも、専門学校にも、
それぞれ長い年月をかけて築いた人のネットワークがあります。
それぞれの学校が、在校生と卒業生をつなぐ。
さらに、学校と学校を連携させる。
そうすれば、
一校では見つからなかった人材が、別の学校にはいるかもしれない。
一校にはなかった知識や技術が、別の学校にはあるかもしれない。
ただし、
個人情報を無制限に集める巨大名簿をつくるのではありません。
本人の意思と個人情報を守りながら、
必要な時に、必要な人同士をつなぐ。
その中心に置くのが、
誰もが自分との関係を理解できる、「母校」という安心・安全なハブです。
一校では数万人でも、10校、100校と連携すれば、
その可能性は大きく広がります。
在校生。卒業生。経営者。技術者。研究者。専門家。転職希望者。
人材を必要としている企業。
それぞれの学校が持つ人のネットワークが連携することで、
非常に大きな人材・知識・経験のデータ基盤へ発展していく可能性があります。
そして大切なのは、
そのデータベースを大きくすること自体が目的ではないということです。
目的は、
そこにいる一人ひとりの役に立つこと。
学校にも役立つ。在校生にも役立つ。卒業生にも役立つ。企業にも役立つ。
そして、
人材を必要としている社会にも役立つ。
だからこそ、参加する意味が生まれるのです。
約20年前に私が考えたのは、
個人情報を大切にしながら、人と人をつなぐこと。
そして最近取得した特許第7529332号では、
人が持っている能力や経験と、それを必要としている場所をつなぐこと。
20年以上離れて生まれた二つの発想でした。
しかし、その真ん中に「母校」を置いた時、一本の線になりました。
人と人をつなぐ。人と仕事をつなぐ。学校と卒業生をつなぐ。学校と学校をつなぐ。
そして、
人の人生と、次の可能性をつなぐ。
これが、私の夢です
私がつくりたいのは、
単なる卒業生サイトではありません。
単なる求人サイトでもありません。
転職サイトでも、SNSでもありません。
母校を入口にして、人・仕事・知識・経験・学校」をつなぐ、
生涯使えるプラットフォームです。
卒業しても、母校との関係は終わらない。
仕事で困ったら母校へ。転職したければ母校へ。
人材を探したければ母校へ。
起業したければ母校へ。
誰かを助けられるようになった時も、
母校へ。
そして、
その母校の先には、
別の学校のネットワークもつながっている。
そんな世界をつくりたいのです。
少子化で学校が苦しんでいるからこそ、
これから入ってくる学生だけを見るのではなく、
これまで社会へ送り出してきた卒業生という財産を、もう一度学校につなぎ直す。
卒業生に母校を助けてもらうだけではありません。
母校もまた、卒業生の人生を助ける。
だから人が戻ってくる。
戻ってくるから学校との接触が増える。
接触が増えるから、母校への関心が生まれる。
そして、
学校と人との関係が、また強くなっていく。
私は、そんな循環をつくりたいと思っています。
「学校のために卒業生がいる」のではない。
「卒業生のためにも学校がある」。
その関係ができれば、学校は卒業する場所ではなく、
人生で何度でも利用できる場所になります。
そして学校同士がつながれば、一校ではできなかったことも、
できるようになる。
20年前に考えた一つの発明から始まり、
20年以上経って取得した新しい特許と出会い、
ようやく私の中で、一つの夢の形が見えてきました。
母校を、人生のハブにする。
学校をつなぎ、人をつなぎ、仕事をつなぎ、そして人生をつなぐ。
その仕組みが、
在校生や卒業生の役に立ち、企業の役に立ち、
そして少子化や定員割れに苦しむ学校の力にもなる。
そんなプラットフォームを実現すること。
それが、
私がこれから挑戦してみたい、
「新しい母校の姿」なのです。
ここで 今回の話しは一旦終了ですが、、、
明日は 番外編と言う事で もう少し、、、
続く、、、、。