EXECUTIVE BLOG
2020.3.28
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
昨日までは 新しい取り組みをしていく中で
本来であれば 自社に不利な環境から
そこから学び 新しい仕組みを見出して行くと
言う話でした。
今日は 何を学び どう行動していったのか?
の話になります。
トヨタかんばん方式で 必要なモノを必要な時に と言う思想は
ジャストインタイム に繋がるのです
ジャストインタイムとは 丁度欲しいと思っていた時にそれがあると
と思って頂ければよいかと思います。
私の会社は ご承知の通り物流です。
今までは 下請け的体質で 言われるまま 商品を預かり 配送することが仕事でした。
そして それを発注して頂ける会社に営業に行くのですが、
殆どの会社は 既存の取引業者がいますので 簡単には 取引変更となならないのです。
そして 昨日書いたように 一社に依存する仕事を請けると 料金も叩かれ
あげく 何かあれば契約解除になり その割合が大きければ大きいほど
打撃もおおきくなります。
それで 金額は少なくても取引相手が多ければ 売り上げ規模は大きくなりますが
リスクは一社依存ではないので 低くなるのです。
と 言うのは簡単ですが 実行は難しいです。
そこで 導き出した答えが ジャストインタイム納入システムなんです。
物流とは 商流の間に介在する業務です。
メーカーは 消費者に 商品を届けるには その間には
メーカーから卸業者 卸業者から小売業者 小売業者から
消費者へと 商品は渡って行くのです。
その間を繋ぐのが物流です。
例えば スーパーを考えて頂くと そこには 沢山の商品が並んでいます
消費者は そこから自分が欲しいものを購入するのですが
色々な方が居ますから 商品も沢山揃えていなければなりませんね
そうなると スーパーは いろいろな商品を納めてくれる卸業者と
お付き合いをして 都度そこへ発注するのです。
卸業者は卸業者で 取引先の小売店に品切れが無いようにしなければ
なりません。
品切れさせたら その先の消費者が困るからです。
それで 品切れが無いように各メーカーから 商品を仕入れるのです
ここで 考えてみると
物凄い数のメーカーが 独自の物流の仕組みを持って 卸業者へ
商品を届けるのですが
卸さんの 荷受け場所は 朝から 沢山の メーカー商品を積んだ
トラックでごった返します。
早朝から昼過ぎまで 次から次へと 商品が届いてくるのです。
場合によっては 午後にも商品は届きます。
その商品が届いて荷受けをしている間にも
小売店からは その卸業者へ発注が来ます
卸の営業担当者は 小売店の品切れが起きては大変ですから
商品を届けるのですが もし この時点で 荷受けが完了していなければ
小売店に商品を届ける事が出来ません
そういう事態がおきますと この卸業者は 小売店から取引を止められるかもしれません
ライバルに仕事を取られてしまうのです。
もちろんそんな事が起きたら大変ですから
卸業者は ある程度 それを予測して 商品在庫を多く持つのです。
しかし ここで
考えてみてください
先日から書いているメーカーさんは 自社の合理化の為に トヨタかんばん方式を
推進してます。
しかしよく考えてみると そこにあるのは 自分の都合ですよね。
卸業者の改善には繋がっていきません。
これで良いのかと私は考えたのです
メーカーが合理化するならば 卸業者も合理化に繋がらなければ
理不尽ですよね
これを解決しなければならないと考えたのです。
全てにジャストインタイムが波及しなければと考えたのです。
さあ
ここからが大変です
次はこれを実行しなければなりません
当時は誰一人味方は居ません
かんばん方式を導入の協力をして 自分の会社を危機に追い込む
張本人だからです。
しかし これを実行しなければ次がありません
実行に移すためにどう行動したのか?
先ほど書いたように
商流は メーカーから卸 卸から小売
小売りから消費者です
これを よく見て考えると答えが見えてきますよね
その答えとは??
明日に続く、、。