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社長&顧問ブログ

2021.8.22

地方百貨店の閉店に思うこと

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは 地方の商店街がシャッター通り商店街して

かつての賑わいがなくなっている事と

それでも 頑張っている商店街は 色々な企画をして

お客様を集めていると言う話でした。

 

折角 大型景品付きの企画で 集客しても それが

継続的な囲い込みになっているのかと考えた時に

そうではないのでは と 思ってしまうのです。

 

折角大勢の人が来ても その企画が終わってしまうと

閑散としてしまっているケースが多いのではと思うのです。

 

先日も書きましたが お肉を買ったのであれば そこで

この肉に合うワインが三軒先の 酒屋さんに有りますよとか

この洋服に合う小物屋さんが 入口の○○小物やで売ってますとか

又 常連になればなったで 息子が高校に入るとか 嫁に行くとか

の日常会話に花開くのも 商店街ならではだと思うのですが

その情報はそこで止まっていて その情報を有難く思う人には

伝わって居ないのも現実なのです。

 

店に来たお客様は 自分だけのお客様と思い込んでいて 下手に他店の事を

薦めると 自分の客が取られてしまうと思うのです。

 

実際 ある商店街で 情報を共有化して お客様を個店で囲い込むだけではなく

総合的に情報を収集して お客様に対してマッチした案内を送るのが

組合のあるべき姿ではないですか?

と話をさせて頂いた時に

 

うちの客を他の店に取られてしまう事になるではないですか?

と猛烈に文句を言われたことがあります。

 

商店街で買い物をしてる各個人は 特定の店だけに入っているわけでもないですし

その店に囲いこまれているなど考えもしてないと思うのです

店を出れば 勝手に他の店に行きますよね

 

30年ほど前にも 同じような話があって

ある地元の大手百貨店のオーナー社長に  例えばある客が 地下の食品売り場に来たとしても 実はその方にとって興味がある商品が7階に有った場合

チラシなどをくまなく見ていなければ それが分からず 買わずに帰ってしまうケースも

あり 他のデパートでそれを求める可能性もあるので

各売り場ごとではお客様を囲い込んで、 趣味嗜好が分かれば

その方に合った案内もできるので 他へお客様を逃がさない方法として

そのような仕組みを構築しないのですか?

と質問したところ

 

その社長は 胸を張って

うちのカードを持っている客は30万人いるのです

その方は必ずうちのデパートで買い物をするというのです。

 

それを聞いた時 ある方の 財布を思い出したのですが

その方の財布には そこのデパートの会員カードは確かにありますが

他のデパートのカードや他店のカードも複数入っていたのです。

 

これから考えてみますと そこのカードを持っているからと言って 他店に行かないとは

限らないのですが

その時は 自信満々にそのような事を話していました。

 

実際当時 面白半分にそのデパートで買い物した人を追跡調査してみたところ

案の上 他の百貨店にも入って行っているのを何度も確認したことがありました。

 

まさか その社長の会社の店員さんがつけて行って あなたはうちのカードを持っている方なので 他には行かないでくださいとは言えるはずがないですよね

 

お客様は自由なのです

誰からも囲い込まれているとは考えないと思うです。

 

私が話をさせて頂いたそのデパートは それから間もなくして 倒産してしまったのです。

 

これは まだ世の中が IT化されていない時代だったのですが

 

少しでも早く 顧客ニーズが取れる仕組みを構築していれば

そのような事にはならなかったのではと思うのです

 

結局そこも 大手百貨店に変わってしまったのですが

大手は いち早く 顧客離れ防止の手を打っていたのではと思うのです

 

少し話が逸れてしまいましたが

地元の商店街もそれと似ているのではと思い

 

私が考案したビジネスモデルの話に進まなければなりませんが

 

一早く時代の流れを読んだ組織のはなしを書きたいと思います

 

この話は 以前にも書いていますので

既に読まれている方も多いかもしれませんが

 

頭の整理の為に少し触れたいとおもいます

 

では どの組織がいち早く時代の流れを読んで

どのような手を打ったのか???

 

それは

 

明日に続く、、、。

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