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社長&顧問ブログ

2019.9.22

書生への道2

高光産業株式会社 妹尾八郎です。

 

昨日からの続きです。

 

書生への道の話でしたね、

 

大学に入学した私は 最初は 青春を謳歌できるような

クラブに入部しようと考えたのですが

華やかな都会の連中と一緒のクラブは無理だと感じたのでした

 

このまま なにもせず ぶらぶらと4年間の大学生活を送るのかと

思って 歩いているときに 目に飛び込んだのが

 

日の丸を背に 学生服姿で凛々しく立っている学生でした。

 

 

これを 見た瞬間に これしかないと思い

入部のお願いをしました。

 

結論から言いますと

 

あまりに厳しいクラブでしたので

私以降の後輩は入部せず 卒業まで一番下の扱いでした

 

上は卒業してるだろって 思う方もいるかと思いますが

先輩たちが 留年してくるので 卒業まで一番下の扱いを受けました

 

運動部と言うよりも

精神修養会みたいなもので

 

それからと言う4年間 ほぼ書生の生活を余儀なくされました。

 

 

書生と言う定義は

書生とは、他家に世話になり、家事を手伝いつつ、勉強をする者を指す。

と百科事典には書いてあります

ほぼ書生のごとくと書いたのは

 

入部してからの毎日は 先輩の家に住み込みで

朝晩の家事の手伝いをしながら 大学へ行き 空いてる時間は秘書的業務でした

 

この時に一番勉強になりましたのは

OBの家でのお手伝いでした

 

まあ 貧乏学生にとりましては 住み込みで食にありつけるのはありがたいのですが

 

それ以上に勉強になりましたのは

OBである会社の経営者が毎日朝から晩まで連れまわし

 

車の運転も私が行うことで

後ろでお得意様と話をしている高度な内容を聞くことが出来た事

 

又 夜の会食にも末席とは言え 連れられて行くので

食事の作法から行儀まで 徹底的に仕込まれました

 

また 上流階級の気の利いた会話もそこで覚えることが出来たことは

社会人になって非常に役立ちました。

学生では絶対経験できない事でしたから。

 

これを辛いと言うのは失礼な話ですが

強いて言うならば 24時間勤務体制で

その方の勤めている時間の合間を縫って授業に出て

相手が終わるころにはお迎えにあがり

途中でも時間指定がある場合は授業に出れずに行ってました。

 

又夜中でも 今名古屋に居るからすぐ迎えに来いと言われ

東名高速をぶっ飛ばして迎えに行くと 東京へ帰ると言うので

そのまま折り返し東京に戻るのですが

こちらは ほぼ寝てなくての運転です

相手は 車の後ろで寝ています。 こちらも車を停めて休みたいところですが

パーキングのたびに停めて濃いコーヒーを飲みながら

やっとの思いで東京へ戻り 自宅へ送りつけて すぐ大学へ戻ると言う

超ハードな毎日でした。

 

しかし辛いと言うよりかは 毎日が刺激的な出来事で

新しい事が頭に入ることは大変ありがたかったことです。

 

この相手の時間をうまくかいくぐりながら 授業にも出て

待機中には勉強もできるので

 

要領よく時間を使うことをこの時に覚えました。

 

こんな事では辛いと思いませんが

 

本当に辛い修行もあったのです。

 

この辛さは尋常ではありませんでした。

 

その修業とは??

 

明日に続く。

 

 

 

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