
EXECUTIVE BLOG
2026.8.13
高光産業株式会社
妹尾八郎です
昨日まで、
神社の話しから 山の日の話でした。
今日からは 日本の大切な風習である「お盆」について、
の話に進みます、、、、。
今日は、8月13日。
「お盆の入り」です。
夕暮れになると、玄関先やお墓で「迎え火」を焚く地域があります。
最近では住宅事情などから火を焚く機会は少なくなりましたが、
その風習は今も多くの地域で受け継がれています。
では、迎え火には、どのような意味があるのでしょうか。
昔の人々は、お盆になると、
ご先祖様が一年に一度、家族のもとへ帰って来られると考えていました。
そこで、迷うことなく帰って来られるように、
小さな火を灯してお迎えしたのです。
その灯りは、単に道を照らすためだけの火ではありません。
「今年もお待ちしていました。」
「どうぞ、ゆっくりお過ごしください。」
そんな家族の温かな心を表す灯りだったのです。
私は、この迎え火という風習には、
日本人らしい優しさが込められているように思います。
私たちは、大切な人が訪ねて来られる時、玄関まで迎えに行きます。
遠くから来られた方には、「お疲れさまでした」と声を掛けます。
それは相手を大切に思う心の表れです。
迎え火も、それと同じなのではないでしょうか。
目には見えなくても、心の中では大切な人を迎える。
その気持ちを、灯りという形で表したのです。
お盆は、過去を振り返る日ではありません。
今ここにある暮らしが、
たくさんの命のつながりの上にあることを思い出す日です。
私たちは、自分一人の力だけで生きてきたわけではありません。
家族に支えられ、先生に教えられ、友人に励まされ、
多くの人とのご縁に育てられてきました。
その一つひとつが、今日という一日につながっています。
だから、お盆は「命のリレー」を見つめる日でもあるのです。
子どもの頃に教えてもらったこと。
祖父母と過ごした夏の日。
家族で囲んだ食卓。
何気ない思い出の一つひとつが、今の私たちの心を育てています。
忙しい毎日を過ごしていると、そのことを忘れがちです。
だからこそ、お盆という静かな時間があるのでしょう。
立ち止まり、思い出し、感謝する。
その時間は、決して過去だけを見つめる時間ではありません。
「これから自分は、どのように生きていこうか。」
そんな未来を見つめる時間でもあります。
迎え火の灯りは、小さな炎です。
しかし、その小さな灯りは、人の心まで温かく照らしてくれます。
命を大切にする心。
感謝を忘れない心。
そのような心が、一つ、また一つと受け継がれてきたからこそ、
日本にはお盆という美しい文化が残っているのだと思います。
どうぞお盆は、ほんの少しだけ歩みをゆるめてみてください。
懐かしい思い出を話してみる。
それだけでも、お盆の灯りは心の中にともります。
そして、その温かな灯りは、
これからの人生を歩む私たち自身の道も、
静かに照らしてくれることでしょう。
迎え火とは、ご先祖様 御霊様を迎えるためだけの灯りではありません。
今を生きる私たちが、
感謝の心を思い出すために灯す、
小さくて温かな灯りだとおもいます。