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社長&顧問ブログ

2020.4.1

逆転の発想で

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは

今から40年ほど前

大手企業でも実現できなかった 共同物流の取り組みを

常識に囚われない考え方で 取り組んで行くと言う

話でした。

 

今日はその続きになります

 

物流の合理化の為には 共同物流は正論で 成し遂げなければならない

仕組みでしたが

 

40年前は 各メーカーの思惑がそれぞれ交錯して

なかなか前に進まなかったのです。

 

何故 この考え方は素晴らしいのに 総論賛成だが各論になると反対に

なるのか言うと

それは それぞれのメーカーが それぞれの物流の仕組みで動いていたので

なかなか 誰かが中心となって ルールを決めることが当時は困難だったのです

 

お互いが ライバルメーカーであるわけですから

どこかが リーダーシップを持って これを推進すると

どのメーカーが どのくらいの物量を今月販売しようとしていると

分かってしますうので

 

物流側は賛成でも 営業の部署は猛反対するのです

 

密かに新製品の販売を企画していたとしても

それが 全部筒抜けになってしまうではないかと言うのが

その理由でした。

 

こんな論議を延々と繰り返すので

総論では賛成なのですが 各論になると反対が出てきて

なかなか前に進まないのです。

 

私は この動きを見て

なんか変だなと感じていたのです。

 

幾ら 秘密に商品を卸店に納入しても その倉庫を見れば

そんなものは バレてしまうのです。

集荷の時には分からなくても 配送された後はどこのメーカーが

どのくらい納品したかなどは一目瞭然なんですから。

 

これは いつも私がここでも書いてますが 一方的な見方しかしてないので

起こる現象なんです

 

一旦反対側の 荷受け側の卸屋さんから見れば こんな競争はばかばかしい

話なんです

 

しかし

 当時の常識は メーカーが商品を届けると言うシステムでした。

それで 卸店は 荷受けに関しては 口出しが出来ないものだと

思っていました

その結果 朝から 昼過ぎまで 沢山のトラックの受け入れをしなければならなかったのです。

 

結果 朝からずっと荷受け場所は混雑し また小売店に対しての十分な在庫も

持たなければならなかったのです

 

 

私が そこで考えた単純な発想は

荷物はメーカーから届けてもらうと言う考えから

卸店から引き取りに行くと言う考えにしたらよいと

考えたのです

 

それも 卸店側にコストがかかっては意味がありません

 

メーカーは その卸店に配達するのに すでに実際運賃は掛かっているのです

その運賃を メーカーの取引してる既存の運送屋さんに支払うのでは

無く  どうせ払っている運賃ですから

その運賃を頂けば済むことなんです

もしくは 商品から その運賃分を値下げしてもらえば良いだけなので

メーカー側からすれば コストアップにはならないのです。

 

メーカーは 今まで通りのコスト負担 卸店側には 何の費用負担にならないのですから

夢のような考えです

 

でも ちょっと待てよと思われるでしょ

気が付きますか?

 

卸店側にも多大な負担がかかるのでは? と思いますよね

 

引き取りに行く 人員やトラックの手配はどうなるのか??

と言う問題が起きますよね

 

それの方が 運賃の何倍ものコストがかかるではないか

そんなことは出来るわけがない

 

そんなに簡単に行くわけがないし 出来ない机上の空論だ

と言われますね

 

ところが

もう一ひねり 知恵を出せば

メーカーは今まで通りの運賃負担

卸店側は何のコストも負担もかからない事が出来るのです

 

そんなうまい話があるのかと思うでしょう

 

あるのです

だから実現して行けたのです

 

では

 

そんなうまい話は何か??

 

 

それは

 

明日に続く、、。

 

 

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